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体の悩み

二の腕ぶつぶつコンプレックス…友人に救われました

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中学からの悩み…二の腕がぶつぶつ!

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中学生くらいのときからでしょうか。
二の腕に赤いぶつぶつが現れだしたのは。
その時はさほど気にしてませんでした。

同級生には腕に赤いぶつぶつがある子もいたので普通だと思っていたのです。
誰も腕のぶつぶつをバカにする人はいませんでした。

それが一変したのは大学生の頃。
好きな人が出来ました。
同じサークルの男の子でした。
好意を寄せてきたのは向こうからで、デートをするように。
季節は夏で一緒に海水浴に行くことになりました。

私はこの日のために水着を買っていました。
花柄のビキニタイプ。
かなり勇気が入りましたが、彼も喜んでくれるはず……。
そんな風に考えていました。

ところが、いざ水着になると、彼は驚いた様子で二の腕を指差しました。
「何そのぶつぶつ、気持ち悪いんだけど」
私はこの心無い言葉にひどく傷つきました。
私の二の腕のぶつぶつはそんなにひどいのかと。
彼に指摘されるなんて思ってもいませんでした。

結局これがトラウマとなり、彼とはうまくいきませんでした。
その後大学で彼が女子とイチャついているのを見ました。
二の腕にぶつぶつのない綺麗な女の子です。
ショックでした。

二の腕を隠し、悩む日々

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それ以降私は夏でも長袖を着るようになりました。
気づくと人の二の腕にばかり目がいきます。
あの人は綺麗、あの人は汚い、なんて。

ぶつぶつで汚い二の腕の人を見てほっとしている自分もいました。
歪んいるなと自分の性格を恥じるときも……。
一見分かりづらいコンプレックスほど厄介なものはないのです。

皮膚科に行って薬をもらうと症状は一時期に改善しました。
しかししばらくするとまたブツブツが現れてきます。
もう治らないのかもしれない。
恐怖心から腕を露出するのが恐くなりました。

プールや海はもちろん、温泉に入るのも避けました。
大学を出、就職すると好意をよせてくれた男性もいました。
でも誰とも付き合う気になれません。

私の二の腕を見たらドン引きするに決まっている。
誰も本当の私を分かってはくれないと思いました。

そんな中、ある日、電車の中でエステの広告に目を奪われました。
広告には二の腕のぶつぶつが治ると書いてあったのです。
お試しコースへ行くと、治すには継続的に通う必要があるとのこと。

私にはエステに通うだけの経済的余裕がありません。
働いているほかに、休日もバイトをすることにしました。

バイト先での運命的な出会い

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バイト先に声が人一倍大きくて明るい大阪弁の女の子がいました。
あだ名はブルちゃん。
皆にそう呼ばれています。
小柄でぽっちゃり、フレンチブルドックによく似ているからです。

残念なあだ名なのにブルちゃんは全然気にする様子がありません。
ある時休憩室で休んでいるとブルちゃんに話しかけられました。
「どうしてこんなとこで働いてるん?」
ブルちゃんは屈託のない笑顔で私の顔を覗き込みます。

汚いぶつぶつの二の腕を治すためとは言えませんでした。
「ちょっとお金が必要で」
あいまいに言葉を濁すと、ブルちゃんは私の手を握りしめました。
「大丈夫、頑張って稼げば返せんお金なんてないんやから」
どうやら私が借金をしていると思い込んでしまったようです。

あまりのとんちんかんに笑ってしまいました。
それからすっかり私たちは仲良くなりました。
おおらかで明るいブルちゃんといると救われる思いがします。

ブルちゃんは結婚資金を稼ぐために働いていると教えてくれました。
「うちも彼氏も、めっちゃ貧乏なんよ」
こんな明るい彼女を持って彼氏は幸せ者だと思いました。
私はというと二の腕のことはまだ話せませんでした。

ブルちゃんに救われた……二の腕のぶつぶつにはもう悩まない

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ある時ブルちゃんが一緒に温泉に行きたいと言い出しました。
気乗りしなかったのですが、押し切られる形で箱根へ日帰りで。
二の腕を気にしながらお風呂に浸かるのでリラックスできません。

「めっちゃ気持ちええなあ」
ブルちゃんはご満悦でしたが、私の異変に気付いたようでした。
「もしかして温泉苦手なん?無理して誘うてしもたなあ」

気を遣わせるのが申し訳なくて、黙っていられませんでした。
二の腕のぶつぶつについて悩んでいることを告白しました。

するとブルちゃんは目を丸くして言いました。
「可哀想に悩んどったのか。せやかてうちのダルダルの腕見てみぃ」
ブルちゃんの腕は確かにダルダルでむっちりしています。
「な、ダルダルのほうがめっちゃ醜いやろ。ぶつぶつなんて可愛いもんや」

ブルちゃんはクスクスと笑いだしました。
「ダルダルとぶつぶつってなんか笑えるな。うちらいいコンビやん」
私もつられて笑ってしまいました。
自分がいかに小さなことにこだわってきたのか気づいたのです。

ブルちゃんのように笑い飛ばせるおおらかさを持てたら。
この日から不思議と二の腕があまり気にならなくなしました。
ブルちゃんはその年、結婚式を挙げました。

ブライダルエステなんて通わずに着たウェディングドレス。
二の腕は逞しくダルダルのままでしたが、綺麗でした。
自信を持って生きている人は美しく幸せに見えます。

二の腕のぶつぶつは以前より少し改善したように見えました。
しかしエステに通うのはもう辞めました。
必要以上に気にしなくてもいいと思えるようになったので。

大切なのは自分の気持ちです。
いまは暑い時、半袖を着て街を普通に歩いています。
前を見て歩くと景色まで違って見えるものですね。

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