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肛門がかゆい…!?
「かっ…かゆい!」
そう感じたのは、お尻の穴。
人前に出すことがない部分に異常を感じた場合、
恥ずかしさもあって、病院へいくことができませんよね。
私もそうでした。
でも、勇気を出して病院を受診したところ、たった1回で
肛門への悩みが消えました。
肛門がかゆくて、トイレに行く回数が増える
こまめにお手洗いに行くようにしている私ですが
お尻の穴にかゆみを感じるようになってから、お手洗いの回数が増えていました。
1時間で3回もお手洗いに行くほど、肛門のかゆみがひどかったんです。
伸びた爪でお尻の穴付近を、ガリガリとかく私。
デリケートな部分に、傷をつけることは良くないとわかっているのですが、
お尻の穴のかゆさには勝てません。
そして、仕上げはウォシュレット。
お尻は清潔に保つ事が大事…なのですが、ウォシュレットから出てくる水がめちゃくちゃ痛い!
「うぎゃー!」
と、トイレの個室で1人苦痛に耐えていました。
肛門がかゆい時、どの科に行けばいい?
かゆさに、我慢の限界を感じて病院の受診を考えた私。
「一体、どの病院に行ったらいいんだろう?」と悩みました。
というのも私、皮膚があまり丈夫ではありません。
安いネックレスをつけたら、肌は真っ赤になってしまうし、
バスケットボールやバレーボールを触ると、かゆくなることが多数。
じんましん・ヘルペスといった皮膚の病気も、ひととおり経験しています。
- 皮膚が弱いんだから、皮膚科のほうがいいかな?
- 生理のあとに、かゆくなることが多いから婦人科?
- はずかしいけど、お尻の穴だから肛門科だろうか?
と3つの考えが頭の中でグルグルしていました。
お尻の穴は普段は隠れている上、自分では見ることができない場所です。
それゆえ、気軽に人へ相談をすることもできません。
肛門のかゆみに悩まされつつ、日々は過ぎていきました。
いざ!悩みを解決すべく肛門科へ
2014年11月上旬のこと。
私は、風邪をひいてしまいました。
風邪の悪化を防ぐため、早めに病院を受診した方がいいと思い、
ようやく、肛門科に行く決心をします。
今後の通院のことも考え、内科と肛門科が近い病院をネットで探したら
肛門科と内科を一緒に見てくれる病院を発見したんです。
しかも、その病院には女医さんがいるとのこと。
心強さを感じ、私は病院へ向かいました。
「先生、お尻の穴がかゆいんです!」
診察室に呼ばれ、女医さんに風邪の症状+肛門の症状を話しました。
お薬手帳も持っていったので、それを見せながら
今までの皮膚の病歴を話したところ、医師から
「生理用ナプキンで、お尻がかぶれているのではないですか?」
と告げられ私は驚きました。
肛門がかゆい原因はムレ・擦れ
私は、生理の周期が安定しているので、生理予定日の見当がつくのですがとにかく心配性。
予定日の数日前から、生理用ナプキンをつけたショーツをはき
短めのスパッツを重ねてお尻をガードしています。
そのせいで、下半身の通気性が悪くなりムレが発生していたんですね。
しかも、移動は自転車を使っているので生理用ナプキンとお尻が擦れる。
きちんと考えると、納得します。
劇薬!肛門のかゆみでもらったのはこんな薬
お尻の穴がかゆい私に出されたのは”トプシムクリーム”という薬でした。
「すごく、効きますから大丈夫ですよ。」
そう言った先生の言葉が忘れられません。
出されたトプシムクリームの表示を見てみたら、”劇薬(げきやく)”の文字がありました。
劇薬とは、体内に吸収した場合に副作用を起こしやすい薬のこと。
調剤薬局で「くれぐれも、薄く塗ってくださいね」
と薬剤師さんから念を押されたことが、納得できました。
良い機会なので、トプシムクリームについても調べてみました。
肛門の劇薬「トプシクリーム」って?
トプシムクリームはステロイド剤と呼ばれる種類の薬で
強さを表すランクは、5段階のうち上から2番めの”かなり強力”に分類されます。
普段、私がかゆみを感じた時によく使っている
”オイラックスH”のランクは”弱い”で一番下のランクでした。
なんとなく、皆様にもおわかりいただけたと思います。
肛門科を受診したあとに心がけたこと
肛門科を受診したあと、私が心がけたのは急な生理対策に使用している、ナプキンを減らすことでした。
「お尻の穴のかゆみに悩まされるのは、まっぴらだ。」
そう思い、生理用ナプキンの利用回数を極力減らしています。
安心対策としてはいていたスパッツは、今は着用していません。
その結果、肛門がかゆくなることが減りました。
ほんの少し気をつけるだけで、悩みが解決したんです。
受診してよかった、肛門の悩みが解決!
正直、肛門を人に見せるのは勇気が必要です。
でも悪化してからでは、もっと治療費や時間も必要ですし、
治り具合を見せるために、何度も医師にお尻を見せることになります。
やっぱり早めに病院へ行きましょう。
専門病院が恥ずかしければ、診療科の多い病院がおすすめです。
万が一、病院の中で知り合いに会っても
「実はお尻の穴が…」などど言わなくてすみますよ。
お尻のかゆみに悩むあなたが、悩みから解き放たれることを願ってやみません。
by 横路あるく
記事公開日 2017/04/19
最終更新日 2017/04/19