お腹が鳴る
体の悩み

お腹が空いているわけではないのにお腹が鳴ってしまう原因とは

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朝ごはんをしっかり食べたはずなのに、無言のエレベーターやテスト中、お腹が鳴って恥ずかしい思いをした方は多いのではないでしょうか?どうしてこのタイミングで…!と自分でコントロールできないのが悔しいですよね。
お腹が鳴るのは空腹のときだけではありません。空腹が原因でないのに鳴ってしまうのはなぜなのでしょうか。

空腹にお腹が鳴るのは胃の収縮運動によるもの

お腹が鳴るのは胃腸の収縮運動により、お腹の中のガスが圧縮されることで起こります。胃が空っぽの状態だと、唾液と一緒に入ってきた空気によって腸が動かされて音が出るのです。

では、空腹時以外の原因はなんでしょう。

お腹が鳴る

空腹以外でお腹が鳴る原因

胃腸機能の低下

自律神経のバランスが崩れ、胃腸機能が低下すると、胃酸を過剰に分泌したり、消化不良になることがあります。このとき鳴る音は「コポコポ」や「グルグル」。さらに、空腹であればこの音はより大きく聞こえてしまいます。
また、便秘や下痢の時は、お腹にガスが溜まりやすい状態になっています。「グルグル」「ゴロゴロ」「ギュ~」など激しく鳴ることが多いです。

呑気症

呑気症(どんきしょう)とは無意識に大量の空気を飲み込んでしまう症状です。空気を飲み込むとその分お腹が鳴りやすくなり、お腹が鳴るだけでなく、おならやゲップなども出ます。
呑気症は20代~50代の女性に多く、主な原因はプレッシャーや不安、緊張などの強いストレスです。また、早食いや噛みしめも呑気症の原因といわれています。

過敏性腸症候群

過敏性腸症候群とは、検査を行っても炎症や潰瘍などの疾患が認められないにもかかわらず、下痢や便秘、腹痛、お腹が張るなどの下腹部の不快な症状が持続して起こることです。20代~40代の女性に多くみられます。
お腹が鳴ると同時に、胃の痛みや下痢、便秘などを伴う症状がある場合、過敏性腸症候群の疑いがあります。
消化状態によって大腸では多少のガスが発生しますが、便秘の方はこのガスが多く発生し、ガスが圧縮されることで「グルグル」と音がします。

ストレスを感じる女性

お腹が鳴らないようにする方法

間食をしない

小腹が空いたときに空腹にならないよう、何かを口することは、効果がありますが、一時的なのであまりおすすめできません。なぜなら、間食をすることで胃の消化サイクルが崩れ、胃酸の分泌が過剰になるため、よりお腹が鳴りやすくなるからです。
そのため、食事は規則正しく摂りましょう。食事のときは早食いを避け、ゆっくりしっかり噛むように心掛けてください。空気を飲む込む量が減り、消化にもよくガスの発生を抑えることができます。

背筋を伸ばす

背筋をしゃんと伸ばすことで、腹圧が高まり、胃の活動を一時的に抑えることが可能です。とくに、猫背やストレートネック気味の方、デスクワークが多い方におすすめです。背筋をのばすことは噛みしめ癖の解消にも効果があります

ストレスを解消する

外出や買い物、友達との交流などの気分転換で身体を緩めてください。過度な緊張やプレッシャーに感じている仕事や人間関係から離れる時間を持ち、十分な休息をとりましょう。

深呼吸をする

深呼吸は胃腸の運動を抑えてくれます。深呼吸はストレスの緩和にもつながるのでおすすめです。

木漏れ日の中で気分転換

まとめ

お腹が鳴るのは空腹時だけではありません。空腹以外の原因は、胃腸機能が低下していることやストレスによるものです。胃腸機能の低下やストレスはお腹が鳴るだけでなく、他の病気にもつながりやすいので気を付けてください。とくに20代~50代の女性は呑気症や過敏性腸症候群になりやすいので注意が必要です。

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