口の中の左上部分になんとなく違和感。
「歯の被せものがズレちゃったのかな。もしかして…虫歯?」
と心配になった私は、早速歯医者さんへ。
レントゲンを撮って一通り調べてもらった後、先生に言われたのは、
「歯周病ですね」という予想していなかった言葉でした。
恥ずかしさと動揺を隠しきれない私に、キレイな歯科衛生士さんがすかさずフォロー。
「歯周病が進行しないように、おうちでしっかりケアしてもらったら大丈夫ですからね~」
私の場合、歯磨きの回数は基本1日2回。
朝起きてからすぐに1回、夜寝る前に1回。
たまに気が向いたり、気分転換がしたい時は日中にもシャカシャカしていました。
もちろん、磨き方にも問題があったみたいですが、
今回分かったのは歯周病を予防するケアとしてはそれだけじゃダメだということ。
というわけで、歯周病にならないためのケア方法を幾つかご紹介します。
目次
そもそも歯周病って?
「歯周病はおじちゃん・おばちゃんになってからなるもの」って思っていませんか?
確かに40代・50代で発症する人も多いのですが、
早い人では思春期や20代前半でも発症しているそう。
また、今やアラサー(25歳~34歳)の8割近くが歯周病と言われていて、案外身近な病気なのだとか。
歯周病の原因は?
歯周病の原因は、細菌の塊とも言える歯垢。
歯と歯ぐきの間(歯周ポケット)に入り込んだ細菌が
やがて歯を支えている骨まで溶かしてしまいます。
歯周病のサイン
ケアを怠っていると、歯が抜け落ちて見た目が気になるのはもちろん、美味しく食事をすることすら楽しめなくなります。
最終的にそうなるまでには、
- 歯を磨いていたら血が出る
- 朝起きた時に口の中がネバネバしている
- 口臭が気になり始める
- 歯茎が下がってきて、前よりも歯が長くなったように感じる
などいろいろな症状が出てくるのですが、
初期段階ではほとんど自覚症状がなく、静かに進行していくので
『歯周病は沈黙の病気』とも言われているそうです。
歯周病。実は本当に怖い病気の原因にも
「最終的に歯が抜け落ちる」というだけでも恐ろしいのに、
歯周病が原因で脳梗塞・骨粗鬆症・肺炎など様々な病気のリスクが高まるそう。
「そんな心配はまだまだ先のこと」くらいに
歯周病を少し甘く見ていたのですが、実は、歯周病は出産のリスクにもつながります。
歯周病が原因で出産リスク、精神的な病気に
妊婦さんが歯周病にかかっていると、
早産や低体重で産まれてくる赤ちゃんの割合が7倍もアップするらしいのです。
実は高齢出産や喫煙のリスクよりも高いというのは驚愕でした。
これを知って、素直に「こわっ!」と思いました。
それから、もうひとつ驚いたのは
- ワケもなくイライラする
- 急に不安が押し寄せて凹む
- 何に対してもムカッとくる
など、歯周病が原因で情緒不安定になり、最悪の場合うつ病になる可能性があることでした。
理由は、歯垢の中の歯周病菌が放つ毒素が血流に乗って体中に広がると、
腸で作られている脳内の神経伝達物質「幸せホルモン」の生成がどんどん低下してしまうから。
仕事・恋愛・家族・人間関係・育児など、
避けられないストレスをみんなあらゆる手段で発散して生きているというのに、
歯周病なんぞでうつ病になるなんて、本当に勘弁です。
気をつけたい歯周病ケア。ただ歯磨きするだけじゃダメ?
もちろん、自分に合った歯ブラシで丁寧に磨くセルフケアが一番の歯周病予防です。
でも、それだけだと、歯周病の原因となる歯垢をしっかり取り除くことができないらしく、
1日1回はフロスや歯間ブラシを使うことを歯科衛生士さんに勧められました。
フロスや歯間ケアを1日1回しっかりと
歯医者さんでは糸巻きタイプ(好きな長さにカットして使える)のフロスでケアしてもらいましたが、
こちらはコツがいるらしく、素人は断然ホルダータイプのフロスの方が使いやすいとのこと。
ドラッグストアなどでは使い捨てタイプが多いですが、
私が歯医者さんで買ったのは、使用後に洗えば、糸が切れるまで繰り返し使えるものでした。
新入りの歯垢が悪さをするまでは24時間以上かかるらしいので、
歯科衛生士さんの言うとおり、「1日1回取り除く」が理想的。
私もサボらずに頑張っています。
あれこれ試して行き着いた歯磨き粉を紹介
自分が歯周病と分かってお店の売り場を見てみると、
「歯周病予防に!」と書かれた歯磨き粉がいろんなメーカーから出ていることを再認識。
お手頃なものから1300円くらいの効きそうなものまで4種類ほど試してみましたが、
「断然これがいい!」という手応えは思ったよりも感じられず…。
ネットで探していると、「歯科医院専用」というワードが目に入り、
思わず試したくなる歯磨き粉を見つけました。
120gで2000円ちょっとは、毎日使う消耗品にかける金額にしては高めなので
「ものすごく良くて、これしか使えなくなったらどうしよ~」(どこまでもポジティブ♪)と
悩みましたが注文することにしました。
それがこちらアパガードエナメルです。
早速使ってみることに。
磨いている間は、他のとたいして変わらない普通の爽やかな歯磨き粉くらいの感想でしたが、
口をすすいだ後の「さっぱり感」は全く違いました。
そして、歯に舌が触れた時のツルツル感がすごい!!!
まるで歯医者さんでケアしてもらった直後のような気持ちよさで、
「あっ、これもう手放せないヤツだ」と1回目の使用で続けていく覚悟を決めました。
一番のポイントは、ナノ粒子薬用ハイドロキシアパタイトが市販のアパガードの2倍も配合されていること。
歯垢にくっつく性質があり、その粒子が歯垢をガンガンに絡め取るので歯周病予防になり、
歯の表面をなめらかにする働きもあるので歯垢や着色もつきにくくなるようです。
おうちでケアを続けた結果
あの日に感じた、歯の違和感はもう全くなくなりました。
アパガードを使い続けていると歯の本来の白さを取り戻すと商品の説明には書いてあるのですが、
元々私はグレーっぽい歯の色なので、まだその効果は実感できていません。
でも、「今日も私の歯はツルツル」とわざと舌をスリスリさせてはニヤニヤしています。
毎日のホームケアで健康的な歯に
歯周病予防や進行を止めるためには、毎日のホームケアが一番!
それは間違いないのですが、
やっぱり自分では取り切れない歯垢が歯石に変わってくる可能性もあるので、
3ヶ月に1回(最低でも半年に1回)は歯医者さんでチェックしてもらいます。
密かに次の予約日が楽しみな私です。
by HANA
記事公開日 2017/02/09
最終更新日 2017/02/10