悩んでいる女性
体の悩み

仕事に悩んでうつ病になりました

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働く女性の愚痴の中で最も多いのは「職場の愚痴」ではないでしょうか。

また、その愚痴の中でも上位を占めるのは、「人間関係」では?
「人間関係が悪化して、仕事を辞めたい」という悩みは1度は経験することだと思います。
私は2度ほど悩みました。

その悩みが悪化した結果、うつ病になってしまった時のことをお話します。

仕事の人間関係での悩み

職場の人間関係がいやで、仕事を辞めたい。
でも、「ここで仕事を辞めたら何も解決しないのではないか」という葛藤で、仕事を辞めずに続けた経験があります。

しかしそれで仕事を続けた結果、日常生活をまともに送れないほどになってしまい……。私は仕事を辞めました。

「仕事を辞めたら何も解決しない」という余計な葛藤をしたことで、「ふつう」にできた食べる事や眠ることができなくなってしまい、社会復帰までに1年~2年という月日を要しました。

あの時、きっぱりと仕事を辞めていたらもっと早くに転職ができ、つらい思いもせずに辞められたのではないか。そんな後悔しかありません。

ただの悩みが「うつ病」に

どんよりした空

仕事をなかなかやめられずにいた時に不眠・食欲不振という症状が出ていました。

最初は、「疲れているのかなぁ?」と思っていたのですが、だんだん職場に行くと吐き気や立ちくらみなどといった症状が出てきます。

初めてこの症状が出た時、内科を受診しましたが【疲労】という診断がくだり、点滴や薬が出され服用しましたが改善されません。

しかし、体に出る症状はだんだんひどくなり、最終的に朝、どうにか起きられたものの出勤前に倒れる寸前の状態。

うつ状態から、うつ病に

ここまで来たときはストレスが原因だと自分ではっきりと分かっていたので心療内科を受診しました。

その結果「うつ状態」でした。
診断書

1カ月の休職と書かれた診断書を会社に提出。

休職をしてもなかなか改善されず、お薬が増えるばかりでした。

のちに、「うつ状態」からグレードが上がり、「うつ病」と診断されました。

もっと、早くに仕事を辞めていたら、通院もせずに普段と変わらず生活ができたいたのかと思うと後悔しかありません。

なぜ、休職したのにうつ病が改善されなかったのか

カーテンをつかむ手

なぜ休職をしたのにうつ病が改善されなかったのか?

それは、休んでいると会社の事を考えてしまっていたからです。

会社に迷惑かけているがどうしたらいいのだろうか?会社を辞めたいが辞めた後の生活はどうしたらいいのか。
そういった葛藤もありました。

私の場合は、職場の人間関係だと原因がハッキリしていたので、そこを断ち切ると改善は早くなると思うという医師のアドバイスがあり、背中を押されてやっと仕事を辞めることができました。

うつ病と診断された自分がダメな人間!?

落ち込む女性

うつ病と診断されてから、仕事を辞め療養期間中にある感情がどうしてもぬぐえませんでした。

それは「自分はダメな人間ではないのか」医師から病名のついた診断がくだったのですが、「それは逃げているのではないか」「なぜ、仕事をやめたのか」周りからの言葉で傷つき悩みました。

同時に「仕事を辞めた自分はダメな人間ではないのか」その言葉がぐるぐる頭を回ります。

せっかく、うつ病を発症した原因であった仕事を断ち切っても、次はうつ病に理解がない人からの言葉で緩和の道が遠のいていきました。

悩みが沸き上がる、うつ病の負のスパイラル

自分の性格である「気にしすぎ」であった私は、うつ病へ理解がない人の言葉で苦しみました。

周りの声はきにしないようにと心がけてもうつ病だという事もありうまくいきません。

とうとう、『周りの言葉を耳にしないようにするにはどうしたらいいのか』とまた、思い悩んでしまいます。

1度悩んでしまうと、なかなか抜け出すことができず自分で自分の首を絞めている状態を作り出し始めたのです。

うつ病になった私を頼ってくれる存在

うつ病になってからというものの、悩みが次々と沸き、本当につらい日々でした。

「全てから逃げ出したい!」と思い続けていたある日。

ふと気が付いたのです。それは愛犬の存在。
二匹の犬
家で飼っている2匹の愛犬がいつもご飯の時間になると私の周りにやってきます。

喉が渇き水がなかったら教えてくれます。
散歩に行くと喜んでくれます。

うつ病と診断されてからずっと家でふさぎ込んでいたのですが、私と共に過ごし、こんな私でも頼ってくれる存在がいたから私は頑張ろうと自ら思えた日が突然、やってきたのです。

うつ病になる前に

花畑
今、仕事の人間関係で悩んでいる方にうつ病になった身としてお伝えしたいことがあります。
2度のうつ病を経験している私が予防として行っていることなので、見て参考になったら嬉しいです。

「どうにかなるさ」と呪文を唱える

2度目のうつ病を患い、緩和された今は、思い悩んだら「どうにかなるさ」と口にするようにしています。

「生きていけばどうにかなることはたくさんある。だから『どうにかなるさ』と口にしましょう。」

信頼を寄せている心療内科の先生が教えてくれた言葉です。

愛犬の存在の話をし、前向きに物事を捉えられるようになった時に話してもらえた言葉です。

無責任な言葉に感じる人もいるでしょうが、責任をそこまで背負い込まなくても「どうにかなるさ」と考えると気持ちが楽になる言葉です。

心も体も、無理は禁物

ずばり言います。

仕事を辞めたくなるほど、人間関係がこじれているときは逃げ出してください。

仕事を代わりにやれる人はほかにもいます。
しかし、あなたという存在はほかの誰にも代わる事ができません。

ストレスから体調を崩すと仕事どころか日常生活もまともに送れなくなってしまいます。

うつ病は心の風邪と言われている現代。

「あ、風邪かな」と感じたら早めに専門機関を受診しましょう。

うつ病を患ったからといって、決してダメな人間ではありません。
「私はうつ病と無関係」と思っている人でも発症する病気です。

専門機関を受診し、医師の指示のもと治療に取り組みましょう。

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