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生理痛人生の始まりは小学校5年生の秋
私も、ランドセルを背負っていた時代からずっと重い生理痛に悩まされてきた1人です。
とにかく毎月痛すぎるので、お家で生理になった時は親も休ませてくれていました。
問題は……学校でなってしまった時!
ナプキンポーチの中に母親に持たされた痛み止めの薬を入れていたので、運良く「ちょっとあれっぽい……?」と気づけた時は早めに飲むことができました。
けれど、授業の前半に「痛い……かも?痛い……?痛い!痛い!イッターイ!!!」状態になった時はすでに手遅れ。
例えその後、薬を飲んでも、効くまでに時間がかかるか、ほんの少ししか痛みが和らがないので辛かったです。
当時のことで、今でも強烈に覚えている出来事があります。
それは、痛みが治まらないまま給食時間を迎えた時のこと。
食べずに席で苦しんでいると、分かってか否かは分かりませんが、クラスの男子が
「どうして食べないの?」「そんなに痛くて大丈夫なん?」「どこが一番痛いん?」と質問攻め。
痛すぎるのと煩わしさがピークになり、配膳してもらった給食を片腕で払って全て床にたたきつけたのです!
パックの牛乳も裂け、おかずもパンもすべてぐっちゃぐちゃ……。
それまでは「病気ではないからねぇ」と快くは保健室へ行かせてくれなかった先生。
さすがにこれは良くないと思ったようで、この出来事以来は、比較的スムーズに保健室に避難できるようになりました。
話を本題に戻しますが、高校生の時に病院を変えたら、
「月に1度の生理で大量飲むわけじゃないから、もし『なりそう!なったかも』という前兆がなかったとしても、予定日の前から痛み止めを飲むようにしたらいい」
と医師に言われ……。
たまに読みが外れることもありましたが、痛みの予防という意識で薬を飲むようになってからは、生理痛でのたうち回るようなことは激減しました!
20年以上続いた私の生理痛人生が激変!
驚いたことに、子どもを産んでからは、「えっ……うそ!」というくらい痛みがなく。
今までが100の痛さだとすると、5~10くらいでしょうか。
怖いので一応なり始めに1回だけ薬を飲むのですが、飲まなくてもとりあえず耐えられるくらい。
長年抱えてきたあの不安と恐怖と悶絶モノの痛みから解放されたのでした。
anoneのライターさんの中には、出産を機に生理痛が始まったという方もいらっしゃるようです。
ですが、元々が悶絶モノの痛みと戦ってきた私のようなタイプは「出産」が良い転機になる可能性もあるので少しくらいは改善を期待しても良さそうです。
ただ、最近になってまたまた生理に変化が。
痛みはほとんどないのですが、生理2日目だけ月経血の量が極端に増えたのです。
一番大きいサイズのナプキンでも1時間変えなかったら、ショーツやパンツに漏れてしまうことも。
そして、ドローンとした感覚の後には「えっ!これヤバくない?」と思うほど大きな血の塊が幾つも出ているのです……!
それはもう、焼き肉の時にオーダーする「レバ-」そのもの!
「このまま網に乗っけて焼いたら誰も分からないんじゃないの?」って本気で思うくらいです。
そして、月を重ねるごとにそのレパーが増えていくような気がしていました。
子宮頸がん検査に行ったら、生理レバーの原因が判明!
20代後半から、ずっと年に一度「子宮頸がん」の検査に行っています。
今年もその時期がきたので、近所の婦人科へ行くことにしました。
今までは少し遠くの病院に行っていたのですが
(生理痛が激しい頃を知っている先生だったので、年に一度、検診の日にたくさんの量の薬をくれていた!)
もう生理痛がほとんどなくなったので、今年から近所の婦人科クリニックに変えることに。
初めて行く病院なので問診を書いて、診察室に入り、「子宮頸がんの検査」のために処置室へ。
下着を脱ぎ、台に乗ってバスタオルをかけるのですが、ウイーンと椅子が回転して両足が開かれていくプロセスは何度経験しても慣れません……。
診察室に通された時から「この先生、声がめっちゃ小さいな」とは思ってはいたんです。
台に乗ると、先生と距離があるため、何を言っているのかよく聞き取れず……。
「まぁ、細胞をピュッと採取したらすぐ終わるし」と思って聞き返しもしなかったのですが、いつもに比べて、なにかを入れられている時間がとにかく長い!
「もしかして……やばい病気?」と不安になり、変な汗が出ていました。
しばらくすると無事に終わり、服を着て再度診察室へ。
先生の机の上には、5,6㎝ほどの小さな透明のケースが置かれていました。
「検査のついでに取ったポリープはこんなにありました」と先生(相変わらず小声)。
その中には、血をまとったピンク色のゴムのようなものが幾つも浮いていました(写真を撮り忘れたことを今でも後悔!)。
さらに、「生理の量が増えたり、大きな塊が出たりしませんか?」と聞かれてびっくり!
「はい、かなり増えたし、4,5㎝クラスのがボコッと幾つも出ます!」と答えると、
「これが原因だと思われます。たぶん良性だとは思いますが、一応これも検査に出しますね」とカルテに色々書き込んでいました。
採る時の痛みは?どうして子宮内にポリープができるの?
大きすぎるポリープの場合は、その日にすぐ採れないこともあるようですが、私の場合は検診のついでに除去手術ができました。
違和感はあったものの、何をされているのか分からないまま終わったくらいなので、痛みは全くありません。
(きっと先生はポリープのことを言ってくれたのだと思いますが……聞こえなかった!)
また、子宮頸がんの検査だけの時と同様、「少し出血が出る場合もあるので」とナプキンを渡されます。
よく耳にする子宮筋腫は、子宮の内部の筋層(筋肉の層)にできる良性の腫瘍のことです。
今回私が採ってもらったのは、「子宮ポリープ」といって子宮内にできる腫瘍でした。
できる原因ははっきりと分かっていないようですが、30代から40代に多く見られるので、女性ホルモンの乱れが深く関係しているのは間違いなさそう!
筋腫やポリープが受精卵の着床の妨げになって不妊症になってしまうこともあるため、いつかは……でも、今すぐ!でも、赤ちゃんを授かりたいと思っている女性は特に注意が必要です。
レバー状の塊は、私のように腫瘍が原因の時もありますが、「子宮内の血行不良」のサインでもあると言われています。
ストレスを溜め込んだり、不規則な生活をしたりして冷えを招き、子宮内の血行が悪くなると、ビッグサイズのものがドロッと出ることが多くなるのでこれらに気をつけましょう。
ポリープの結果は「良性」!子宮頸がんも異常ナシ!
後日自宅に送られた、1通の封筒。
開けるまではやっぱり不安でしたが、検査結果はどちらもクリア!胸をなで下ろしました。
先日、あれから2回目の生理を迎えましたが、量は相変わらずたっぷりあるものの、レバーのような塊は前より少なくなりました。
でも、まるっきりでないわけではありません。
私の場合「女性ホルモンの乱れ」や「血行不良」はまだまだ改善できてないようです。
もし、「私も焼き肉ができそうなくらいの立派なレバーが出ます!」という方がいらっしゃったら、子宮からのサインをしっかり受け取るために、一度婦人科で診てもらうことをお勧めします。
そうそう、もうひとつ!
もし当日ポリープが見つかって除去手術をすることになった場合、約1万円ほどの費用がかかります。
万が一のために、お財布にはなるべく諭吉さんをお連れした方が良さそうです。
私、本当にギリギリしか入っていなくて、最後の会計で本当に焦りました……笑。
by HANA
記事公開日 2017/07/06
最終更新日 2017/07/06