生理痛だけでも辛いのに、なぜかいつも同時にやってくる下痢の症状。
ひたすらダブルで襲ってくるお腹の痛みに、最終的にはどこから何が出ているのかさえ分からなくなるほど下半身はメチャクチャに……。
目次
問題は体質なの?生理に伴う下痢の辛い症状
私の中では、生理と下痢は2つで1つ。
この最強最悪ペアは、毎月私を容赦なく襲ってきます。
ほとんどの場合、そのタイミングは生理の1日目と2日目。
嫌がらせのように経血が一番多い時、必ず一緒にやってきます。
もともと私はお腹がとても弱く、ちょっと牛乳を飲んだだけでも下痢になってしまうのですが、精神的なストレスや緊張はもちろん、賞味期限が切れていたと分かった時点で即腹痛を起こすような、メンタル的にもかなりナイーブなお腹です。
でもこれを前向きにとらえてみれば、急な下痢にはおそらく他の人よりすごく慣れていて、慌てることなく対処はできるんです。
大体、およそ3回ほどのトイレタイムが過ぎ去れば、腸の中の全てが排出されます。
その後は平和な日常に戻れることがほとんど。
ですから、外出先で下痢になった場合はなるべく乗り物を使わないようにして、車であればコンビニの駐車場で待機したりとその対処法は完璧です。
しかし、これが例外となる場合が1つだけあるのです。
それが、生理中の下痢です。
生理が開始すると独特のお腹がズーンとするような痛みが始まり、次に腸が締め付けられるような下痢の腹痛が下半身に同時にやってきます。
そしてその下痢は、1度や2度のトイレタイムで済むことはなく、少なくとも数日は続きます。
何度も何度もトイレに行きその度にナプキンを交換し、ただでさえデリケートゾーンに負担があるにもかかわらず、トイレットペーパーで何回も拭くことでさらなる負担と不快感。
そして何より、たとえ同じ下半身の痛みであっても痛む部位や痛みの種類は全然違うため、痛みのピーク時にはしゃがみ込んでお腹を抱えひたすら耐えるしかありません。
でもこれって私のお腹が下痢タイプだからこそ起きる症状なのでしょうか?
私は少し調べてみることにしました。
“生理”と“下痢”には関係があった!
調べてみると、生理中に下痢を併発する人は意外と多いようなのです。
しかも、普段はそういう体質ではないという人も、この生理中の時だけはなぜか下痢になってしまうという人も少なくありませんでした。
ですから、私が生理中に下痢の腹痛に襲われるのは、下痢体質とはほぼ関係ないことが分かります。
ではなぜ、生理中に下痢になってしまうのでしょうか?
その原因は、女性特有のホルモンにありました。
月経の周期が近づくと、経血を身体の外に排出するためにある女性ホルモンの分泌が始まります。
それが『プロスタグランジン』です。
このホルモンは、女性が出産する時の陣痛を促す役目をする物質で、子宮を収縮させる働きがあり、生理痛の原因となるのもこのプロスタグランジンの仕業なのですが、実はこのホルモン、子宮だけでなく胃や腸をも収縮させてしまう作用があるそうなのです。
つまり、生理が始まり分泌されるプロスタグランジンによって子宮が収縮されることで生理痛が起き、胃腸が収縮されることで下痢が起きる。
だから、生理と下痢は同時にやって来るという現象が起きていたのです。
生理時の下痢は自力で何とかするしかない!そんな私の対処法
生理中に起きる下痢の原因が分かったのはいいけれど、だからといってその原因である“プロスタグランジン”は女性にとって大切なホルモンです。
このホルモンがなければ、体内で不要となった経血は体外に排出されなくなってしまうし、出産時に陣痛を起こすこともできなくなります。
となれば、なんとか生理中の下痢の痛みの対処法を自分で見つけるしかありません。
そこで早速インターネットで検索すると、やはり最大の敵は“冷え”でした。
冬場などは特にお腹が冷えてしまうことで、さらなる下痢や腹痛を起こしてしまうとのことでした。
“冷え”に一番手っ取り早い対処法と言えば、カイロですよね。
私は生理中の下痢の際、下腹部にカイロを張るようにしてみました。
すると、あの毛布に包まれたようなカイロの優しい温かさになんともいえない安心感と心地よさを覚えるだけでも、お腹の痛みが確実に薄らいでゆくのを感じます。
動き回っている時は忘れているけど、何もせずじっとしている時ほど敏感になって痛みを感じますよね。
そんな時にも、お腹に張っているカイロの上に両手を添えて温かさを実感しているだけで、痛みを忘れ気持ちを落ち着けることができました。
そしてもう1つ、私が編み出した方法があります。
これは、あまり人目がある場所ではおススメできないのですが、“貧乏ゆすり”です。
生理痛と下痢の腹痛で何もする気が起きず、家のソファに倒れ込んでじっと耐えている人などであればぜひ一度試してほしい方法です。
足を小刻みに動かして貧乏ゆすりをすることで、下半身が程よく揺さぶられお腹の痛みを上手く誤魔化すことができるんです。
私が考えるに、貧乏ゆすりの振動によっておそらく下半身の血流も良くなるからではないかとも予想しています。
生理中の下痢は辛いけど、向き合うことで改善できる!
生理中の下痢は、正直本当に辛いです。
けれど、それはこの先まだまだ付き合っていかなくてはならないものです。
私自身は、しっかりと向き合ってみたことで見つけたこの二つの方法で、今のところなんとか乗り切ることができています。
今後もドラッグストアで、夏でもカイロを大量に買っていく謎の女として強く生きていこうと思っています!
by waruyoi
記事公開日 2017/07/07
最終更新日 2017/07/07