夏と言えば、やっぱり海!
いくつになってもテンションが上がります。
でも、私は水着姿に全く自信がないので、砂浜に寝そべったり、ビーチバレーにいそしんだりするのは心から楽しめず……。
海中にすっぽりと浸かっている時が誰からの視線も気にならず、一番リラックスできるのです。
なので、一緒に行く人の誰よりも海中で過ごす時間が多い私。
あの日もしっかり海を満喫して帰宅したのですが、いつもと違ってなんだか身体が痒い……!
あれよあれよという間に全身にうっすらブツブツが出始めて、時間と共に赤みがひどくなってきました。
痒みもどんどん増してきます。少しでも楽になればと冷水でシャワー。
その時は楽になりましたが、またすぐに痒みがぶり返してきて夜も眠れないくらいでした。
翌日は仕事がありましたが、事情を話して皮膚科に寄ってから出社することに。
病院で先生に「何か心当たりはありますか?」と聞かれたので海に行ったことを伝えました。
すると、「あぁ……プランクトンに噛まれたんでしょう」と。
「プランクトン!?」
あまりに予想外の答えに驚いてしまい、静かな診察室にもかかわらず、結構なボリュームで聞き返してしまいました。
目次
ブツブツの原因は小さな小さなプランクトンだった!
温暖化が進み、最近はよく「海には危険生物がいっぱい!」とメディアで取り上げられていますよね。
でもまさかブツブツ&痒々の原因が『プランクトン』だなんて……ちょっぴり拍子抜けな感じです。
でも、本当にひどい目に遭わされました。
プランクトンの正体は甲殻類の幼生だった!
プランクトンはエビやカニなどの赤ちゃんのようなもの。
海の中にいることはもちろん知っていましたが、この子達が人を噛むのは初耳でした。
調べてみると、どうやら「刺された」の方が正しいようで……。
甲殻類の幼生は鋭いトゲを持っていて、そのトゲが皮膚に刺さると皮膚炎を起こしてしまうそう。
しかも産卵期が春から夏。必然的に海水浴シーズンにプランクトンが多くなるらしいのです。
チクチクとしたら要注意!
プランクトンのトゲに刺激されて皮膚炎になるのは書いた通り。
「あ~そろそろ休憩しよう」と砂浜に上がった時、そのトゲが刺さったままプランクトンが死んでいくらしく、ひどい湿疹と猛烈な痒みはそれが一番の原因だそう。
刺された時に大抵はチクチクっとするとのことですが、私は全く感じず……。
それも悪化の原因になってしまい、ブツブツがよくなるまでには1週間ほどかかかりました。
水着の部分が一番ひどいブツブツ!
脚や手など、水着に覆われていない部分もしっかり刺されていましたが、一番湿疹やかゆみがひどかったのは、水着で隠れている部分でした。
きっと、プランクトンが入り込んで留まってしまったため、これでもか!ってほど刺しまくってきたのでしょう。
恥ずかしかったのは、デリケートゾーンまでヤラれてしまったこと……。
掻きむしりたくてもさすがにデキない。それがまた辛すぎました。
噛まれずにすむ方法は?もし噛まれたら?
やっぱり海が好きなので、「こんな目に遭ったからもう二度と海はこりごり!行きたくない!」と思えない私。
さすがに今シーズンは怖いけど、翌年はまた行きたい!
そう思って私なりにプランクトンとの戦い方を調べてみました。
水着選びに気をつける
どうやら、よりツルンとした生地の方がプランクトンが刺さりにくいようです。
私の場合水着で覆われている部分がひどかったのですが、それでも露出の少ない方が良いそうです。
色気はありませんが、ツルンとした生地の足首まであるスパッツと長袖のラッシュガードを購入しました。
少しでもチクチクと感じたら、泳いでいる場所を移動する
プランクトンの特性のひとつに「1カ所に集まりやすい」というのがあるらしく、肌に少しでも違和感を感じたら、ササッと違う場所へ移動すると良いそう。
私みたいに肌は敏感なくせにチクチクに疎い人は、常に1カ所に留まらないように、浸からないように気をつけなければいけません。
体質も大きく左右するらしい
同じように泳いでも全然平気な人もいるので、個々の体質も関係すると言われています。
ただ、○○○な体質な人は刺されやすい!というような明確なものはありません。
私は今後「プランクトンに愛されやすい体質」だというだけは意識して海に入ろうと思います。
もし噛まれたら酢を含ませたタオルで応急処置
私、あの日もいつものようにシャワー室の温水でゴシゴシ洗ってしまったのですが、それもあまりよくなかったようです。
すぐに水着を脱いで、できれば大量のプランクトンが含まれていない海水を浴びるのが1番。
(真水だとそのまま死んでしまって刺さったままになる)
それからプランクトンのトゲを撃退するために酢を含ませたタオルを当てると良いそう。
でも、プランクトンの含まれていない海水や酢をすぐに調達するのはなかなか難しい……のが現実です。
もし肌に違和感を感じたらすぐに皮膚科へ!
やっぱり最善の方法は皮膚科へGOです。
私の場合、「もう1日経ったらブツブツの赤みも痒みも良くなるかも」という淡い期待を持ったのが間違いでした!
翌日、病院で内服薬と、ステロイド系の軟膏をもらい、少しずつ少しずつ良くなりました。
先生に言いにくかったので(男性だった!)
診察が終わった後に看護婦さんに「すみません……処方される塗り薬はここも塗っても大丈夫でしょうか」と
デリケートゾーンを指さしながら尋ねてみると、すぐ先生に聞いてくださって、軽めの薬を追加。
無事に2種類の軟膏薬をもらって塗り分けることができました。
それでも、病院に行ってから3日間は、真夏なのに長袖&パンツを履かないと外に出られないレベルの湿疹!
私のようにならないためにも、海に行く際には、知識を持ってプランクトンとの戦いに勝ってくださいね。
by HANA
記事公開日 2017/08/21
最終更新日 2017/08/21