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トイレが近いという悩み
「忙しい時に、のんきにトイレに行かれるといらっとする」
私は職場の人から、こう言われてしまいショックを受けた事があります。
業務の忙しい、ある冬の日の出来事でした。
泌尿器科は行きたくない
実は、お手洗いの回数を指摘された数週間まえから、
私はトイレが近いことについて悩んでいました。
「体のどこかがおかしいのでは?」と思っていたんです。
でも、泌尿器科に行く勇気が出ませんでした。
「下半身を見せなきゃいけないよね?」
そう思うと、心がどんより重くなります。
しかし、悪化したら今よりもっと恥ずかしいのは少し考えたらわかること。
勇気を出して泌尿器科に行ってきました。
トイレが近いのは”膀胱炎”?
下半身に関わる言葉でよく聞く病名は”膀胱炎(ぼうこうえん)”だったので、
素人ながら膀胱炎を疑いましたが、違うだろうなという気もしていました。
というのも、トイレを我慢しすぎて膀胱炎になった人の話を
聞いたことがあったんですね。
これを聞いた私は、極端に
「トイレを我慢しなければ、膀胱炎にはかからないんだ!」
と思っていました。
それに、膀胱炎の症状に当てはまらなかったのです。
排尿中は痛みを感じませんし、急激にお手洗いに行きたくなったり、
うっかり尿を漏らしたりといったこともありません。
ただ、お手洗いに行くスパンがすごく短い。
それだけのことですが、重要な悩みです。
いざ、泌尿器科へ!尿流量測定検査を体験
初めて行った泌尿器科は、とても混んでいましたが、
平日だからか、若い世代はあまり見当たらなかったです。
まずは、健康診断でもおなじみの尿検査用の紙コップを渡され
お手洗いで尿を提出し、検査を行います。
内科や婦人科でもよくある検査なので、うろたえはしません。
しかし、診察室に通されてから私は衝撃を受けます。
診察室の隣に検査用のトイレがあったんですね。
このトイレは尿流量測定検査(にょうりゅうりょうそくていけんさ)
をするために置いてあり、
尿のいきおい・尿の量の多さ・尿の時間がチェックできます。
壁はあるけれど、広い空間でお手洗いをするのは気が引けるものです。
検査室に、うっかり誰かが入ってきたらどうしよう?!
と思いつつも、素直に測定器に座りました。
しばらくたってから、私の口から出た言葉は
「…すみません、尿が出ません」という情けないひとこと。
尿の多さについて悩んでいたのに、こんなときに限って出ないなんて!
と自分の愚かさにあきれましたが、水分をたっぷりとって
尿流量測定検査を無事に終えました。
トイレが近い原因は…水の飲み過ぎ
泌尿器科の先生から、まずは水の飲み過ぎを指摘されました。
当時の私は、朝にコーヒーを2杯ほど飲み、食事のときに汁物+水分を飲み、
さらに1日1500mlほどの水分をとっていました。
体重に対して、水分を過剰に摂取していたんですね。
主治医の先生は日常生活中で、水分をとりすぎないようにしていることを
私に教えてくれました。
これまで「水分をとろう!水分をとろう!」という呼び掛けを多く聞いていた私は
先生のアドバイスを聞き、目からうろこがおちました。
膀胱は下がるもの
また、筋力が落ちていて、膀胱が下がっているからお手洗いが近くなっていることも指摘されました。
解決策として、ウォーキングをするように言われました。
ですが、冬の寒さの中歩くのはつらかったので、家の中で踏み台昇降をはじめました。
尿について悩んでいるなら薬を出したほうがいいか、
先生より希望をきかれたのですが
若いうちから薬に頼るのも怖かったので、薬をもらわないことに決めました。
様子見することは大事!尿排出量を記録
診察は1回で終わらず、次回の受診までに1つの記録をつけるように
主治医の先生から言われました。
毎回、尿の時間と排出量をもらったノートに記述していく作業です。
泌尿器科から貰ったコップが少し頼りなかったので、
百円均一で1リットルの計量カップを買い、尿を計測しました。
トイレの回数を減らしたい!自分で出来る改善策は?
1.寝る前の水分量にも気をつける
「人は寝る時にコップ1杯分の汗をかく」私はこのフレーズが頭に残っていた私。
心配が過ぎてしまったのか、寝る前にはコップ1杯どころじゃない水を飲んでいて、結果それがお手洗いの回数を増やしていたんですよね。
だから、まずそれをやめました。
2.適度な水分を摂取するように心がける
日中も水分を大量にとりすぎないように気をつけていますが
夏は熱中症などが危険ですし、冬は喉を痛めてしまうこともあって、このあたりのバランスは、いまだにつめていません。
適度、はいつも変わっていますが無理やり飲むという事をしないようにしました。
3.トイレのときにも気をつける
お手洗いで尿を出したあと、下腹部を押すようにしています。
そうすることで出切らなかった尿が出てくるんですね。
この方法は、テレビで知りました。
実際、子どものおねしょに悩んでいたお母さんに上記のアドバイスをしたら
「子どもが、おねしょをしなくなった!」
という嬉しい話も聞いたので、お子様にもおすすめです。
トイレが近くて困る。そんなあなたへ伝えたいこと
このように、トイレが近い悩みに対して自分で出来る解決策もあります。
私の場合、生活習慣を意識したら改善できた程度なので
病院に行かなくてもよかったのでは?と思いました。
とはいえ、”ひょっとしたら何かの病気がひそんでいるかも”
の可能性も大いにありますよね。
ですから、おかしかったら病院へいきましょう。
可能ならば、インターネットで病院の設備なども見ておくと安心できますよ。
病院によりけりだと思いますが、私が初診のときには
3時間以上待たされたので、暇つぶしに本など持っていくのもお忘れなく。
あなたが、トイレ回数の悩みから解き放たれることを願います。
by 横路あるく
記事公開日 2017/04/06
最終更新日 2017/04/06