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お腹ぽっこりコンプレックス
私のコンプレックスは、胃下垂による出腹です。
私は中学生頃から体型にだけは妙な自信がありました。
女性の体になり始める中学生の時、私は人よりもあるくびれが自慢。
お腹を出したコーディネートをし、くびれを見せつけ周りにちやほやされることに優越感を感じていました。
なにより自分のお腹のぺたんこさときゅっとしまったくびれが大好きでした。
くびれはあるけど胸は無い中学生活
しかし、その反面私は胸が小さい事が悩み。
なので余計に胸よりお腹が出るなんてことになりたくなかったのです。
中学生の当時、私のくびれは胸の小ささをカバーするためのくびれだと思っていました。
なので、特にコンプレックスや弱みを感じたことはなく、バランスが取れていると自分を評価していたのです。
中学生までは規則正しく起き朝食を食べて、決められた門限までに自宅へ帰り定められた時間に夕食を食べ、適度な時間に寝ていました。
生活習慣が変わってきた高校生活
しかし高校生になると、朝が苦手になった私は朝ごはんを抜いて昼ご飯を少し多めにし、家で夕飯を食べる時もあれば友達と適当に食べてしまったり、食生活に乱れがでてきました。
更に18歳になると高校生は補導されますが、一般の18歳は補導されない法律を利用して
高校生であることを伏せ、夜中まで遊び歩いたりもしていました。
例え真夜中であろうとお腹が空いたら何かを食べます。
寝るのが遅くなれば朝起きるのも遅くなり…
朝ごはんなんて概念がなくなっていて、ひどいときは昼ごはんさえ食べず1日1食の日も多くなっていきました。
こんな生活をしているわりに特に太るなどといった外見に現れる症状は何も起きずくびれだって健在していました。胸も相変わらずでした。
この時ひそかに起き始めていた内臓の出来事にももちろん気づかなかったのです。
くびれの危機。不規則な食生活へ
高校を卒業し、私はすぐに就職をしました。就職先は高校時代からアルバイトをしていたコンビニ。
自営業のコンビニだったので本社を通さずに就職できたため、就活に苦しむ経験などを味わうのが嫌だった私はそこに就職を決めたのでした。
食事をとるタイミングが不規則に
社会人にもなって朝が苦手とは言ってられず、私は朝8時から夕方17時までの時間帯を勤務していました。
東京のオフィス街にあるコンビニだったので、朝ごはんラッシュ、昼ご飯ラッシュと昼間は大忙しでした。
そんなこんなで朝ごはんを食べる時間も昼ご飯を食べる時間も一般の方とは少しずれたタイミングでした。
まとめて食べる時間がなかなかとれずにこまめに食べていた為、常に腹7分目あたりを保っていました。
この頃からだったでしょうか、ボトムのお腹の部分がきついという、今まで一度も感じたことがない出来事を味わうようになってきました。
朝、出勤する際は全くきつくないのに時間がたてば経つほどはち切れるんじゃないかと思うほどボタンの部分がきつく感じ始めました。
胃ではなく、お腹が出っ張っている!?
そしてある日私は異変に気付きました。
ご飯を食べたあと、自分の体を見た時に膨れていた場所。
それは、胃ではなく下のお腹部分だったのです。
例えるなら妊娠5ヶ月ぐらいのお腹の大きさです。
ガッツリとした食事ではない時も、少しなにかをつまんだりしただけでお腹が妙にふくらんでいました。
もちろんそうもなるとくびれなどなく、お腹は出ているのに胸は小さいというなんともいえぬ惨めなスタイルが完成していました。
しかしどうして胃が出ずにお腹の下っ腹が出るのか謎でしかありませんでした。
「こんなんじゃ水着だって着れない!」と思い、夏になり薄着になる前に原因を追究したいと真剣に悩み始めました。
自慢のくびれを見せつけて浸る優越感はドコに行ってしまったのかと悲しみながら、調べ始めたのです。
ネットで検索し当てはまる症状はないか探して見るとどうも胃下垂にたどり着きました。
なってしまった「胃下垂」
私は、胃が普通の人よりも下にあるため下腹部が膨らんでいるように見えるが実はそれが胃なんだそうです。
原因には不摂生な食事とあったので私の場合、恐らくこちらが原因でしょう。
しかし手術は傷が残るからしたくありません。
どうにかして早期改善を試みる為にたくさん考えました。
食べたものがそのまま胃の中に移動し、それが膨らんでいるのだから、大丈夫…と自分を励ましていたのもつかの間。
ある日、気づいてしまったのです。
空腹時でもお腹の下が膨らんでいることに。
恐る恐るお腹を触ってみたところ、それはただの脂肪でした。
胃のせいで下腹部に張りが出て無駄な肉になんて気づいていなかったのですが、確実にいらない肉が私のお腹に住みついていたのでした。
下っ腹をへこませお腹美人に
きっと胃下垂でない方も、下っ腹が気になっている方は多いはずです。
余計な脂肪をどうなくしたらいいのだろう。
この胃下垂を直す方法はないのかと再び調べる日々が始まりました。
お腹にはランニングと腹筋?
私がたどりついたのはランニングと腹筋でした。
ランニングと言っても外に走りに行くのは嫌だったので自宅でその場ランニングをし、寝る前少しの時間を腹筋する時間にあてました。
体幹を鍛えるトレーニングもし、下っ腹にとにかく圧を。
来る日も来る日もストレッチとトレーニングに身を任せていました。
2週間毎日やって実感が…
2週間たった日の朝空腹の状態で見た私のお腹の肉は少し減っていた様に思いました。
自己満足にすぎませんが人間は結果が出たら俄然やる気に満ち溢れる生き物です。
とにかく必死に、とにかく夏までにとそんな思いで頑張った1ヶ月半後、私のお腹から
無駄なお肉がいなくなりうっすら筋肉が現れ始めていました。
そこで思ったのがこのまま続けたら胃下垂も治るのではないか、という考え。
筋肉の硬さで胃が主張できなくなるんじゃないか、そんな簡単な考え方でしたが、以前よりはお腹の出も治まり、せいぜい妊娠3ヶ月ほどになったように思えます。
胃下垂が判明しなければ今でも無駄な肉に気付けていませんでした。
そうしたら今の私ではなくデブの私がいたのだろうかと怖くなります。
胃下垂のやっかいさにも困りましたが胃下垂のおかげで自分の体を見直すことができました。
今では前にはなかった腹筋に+くびれという最高なお腹を手に入れることができました!
痩せるきっかけは隠れていることが多いと思います。
まずは自分の体型チェックから始めてみましょう。痩せようと決心するスイッチが隠れていますよ。
by 松田久子
記事公開日 2017/06/06
最終更新日 2017/06/06