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髪の毛の量が多いコンプレックス
私、昔からとにかく髪の毛の多いのがコンプレックスでした。
街中でついつい羨望の眼差しで見つめてしまうのは、
綺麗な地肌まで見えそうな髪の毛が少なめの人。
さらさらヘアが風でふわ~っとなびく姿なんて、同性ながら鼻血もんです。
実は、今でも私のトラウマになっている出来事が。
話は高校生の時に遡ります。
「髪の量、相当多くない?」
髪の毛の量が多かった私は、髪の毛が少なめな彼女たちに一歩でも近づきたくて、
勇気を振り絞って初めてオシャレ系の美容室へ。
(それまでは母が行っている昔ながらの美容院に一緒に行ってた!)
カットされる前だったのか、後だったのか、あまりにショックで忘れてしまったのですが、
ドライヤーで私の髪を乾かしてくれていた男性の美容師さんが、
途中で「ちょっとこのまま雑誌でも読んでてね」と行って別の人のところへ。
大人しく読んでいたのですが、読み終えてもなかなか帰ってこない。
かなり時間が経った頃に、「あっ、ごめんね」と笑顔で戻って来てくれた美容師さん。
私の髪を触るや否や、大きな声で
「わっ!まだ全然乾いてないじゃん。髪の毛、相当多くない~?」と強烈な一言…!
その時の恥ずかしさったら、もう…。
で、ついでに私気づいてしまったんです。
「この人、乾かす作業に飽きたか、手がだるくなったかで、よそにいったんだ」と。
もちろん、二度とそのお店には行きませんでしたが、
あれ以来、「髪の毛を伸ばしすぎない」「短いスパンで美容院に行く」のが私の中の決まり事。
伸びすぎたり、厚みを帯びたりすると、
『美容師さんに迷惑がかかる=自分が恥をかく』そう思ったからです。
髪の量が多い私を救った美容師の友達の言葉
今から2年前に、美容師の友達(私より年下で30代前半。オシャレで可愛い2児のママ)ができました。
仲良くなってすぐに彼女にあの時のトラウマの話をすると、
「それは完全に美容師が悪い!そんでもって、もうすぐHanaさんの時代がくるよ」と。
髪の毛の量が多い人が勝つ年代が来る…!
彼女曰く、40代、50代の女性のお客さんからは、
「最近薄くなってきたからボリュームを出してほしい」とオーダーされることが多いそう。
確かに、思い返せば産後すぐの時。
何人かの友達が「このまま禿げたらどうしようっていうくらい抜けて、めっちゃ怖いんだけど」と不安がっていた中、
(妊娠中は女性ホルモンの関係で抜け毛しにくい。反対に、産後はホルモンバランスの変化で一気に抜けるケースが多いのです)
私は一人しめしめ、これで少しは髪の毛が軽くなる!と抜けるたびにルンルンしていたのです。
「それにね、多いのは美容師に注文すればいくらでもどうにかできるでしょ」と彼女。
妙に説得力があって、「私、髪の毛が多くて良かったかも」と思えました。
その時、「髪を多く見せないセルフケア3つのコツ」も教えてもらったのでご紹介します。
髪を多く見せないセルフケア3つのコツ
髪の毛は乾かす時は上からが基本!
お風呂上がり、タオルである程度髪の毛の水分を取った後に、ドライヤーを使いますよね。
「いえいえ、私は自然乾燥派です」と言う人は今日からその習慣を改めましょう!
雑菌が繁殖し放題で、かゆみやフケ、頭皮の嫌な匂いの原因になるからです。
話を元に戻して、ドライヤーをあてる時のコツ。
まずは膨らみを抑えるために後頭部の根元を素早く乾かし、その後に頭の両側へと移ります。
その時、ドライヤーは必ず上から!
手が疲れたからといって下から風を当ててしまうと、一気にボリュームが出て広がってしまいます。
また、ドライヤーを当てる前に、ヘアオイルやクリームを付けるとさらに効果的なのだそう。
特にヘアオイルは「紫外線からのダメージケアも期待できるからこれからの季節はオススメ!」と教えてくれました。
自分でカラーリングをする人は「アッシュ系」を選ぼう!
美容院でカラーリングをする人は、「髪の毛が多いから重たくないような色味に」とオーダーすれば、たいていその人が望むような仕上がりにしてくれます。
美容師の友達は「自分なら明るめのアッシュ系でグラデーションも勧める」と言っていました。
アッシュとは「灰」という意味の英語で、染髪では灰色を意味する言葉。
実際のカラー剤は青紫に近い色で、クールやクリアなイメージを演出できるそう。
ドラッグストアなどでカラーリング剤を買ってきてお家でするとなると、
さすがにグラデーションを出すのは難しいのですが、
色味を選ぶ時には黄色やオレンジ色を抑える寒色系カラーのアッシュがオススメです。
ターバンやヘアバンドに頼る!
「えっ!ターバンとか全然持ってないの?」
ターバンを持っていない私に驚いた美容師の友人は、自分の持っていたターバンを使って素早くアレンジ!
横の髪を少しだけ垂らしてくれて「こんな感じはどう?」と鏡を見せてくれました。
自分には必要ないものと、今までスルーし続けてきたことを後悔…。
あまりに簡単で、ボリュームも抑えられて、しかもちょっとオシャレにも見える!
もちろん、その後すぐに数本買いそろえました。
一番使える!と思ったのは、
「そろそろ美容院に行きたいけど、予定が詰まってて身動き取れない!」という時。
今までは髪に厚みが出てくると何となくイライラしてきて…。
結局は予定の合間を縫ってでも行っていたのですが、
このアイテムのおかげで、10日間くらいは放置できるようになりました。
しかも、ゆったりとした気持ちの時に美容院に行けるので癒やされ感もアップ!
良いこと尽くめです。
髪の毛が多いことに悩んできた私たちの時代が必ず来る!
「髪の量、相当多くない?」
トラウマになったあの美容師さんの言葉。
「私の髪の多さ、なめんなよ!」なんてとんでもなく言えなくて、
愛想笑いで返すのが精一杯だった女子高生も、
今や歳を重ね、「今頃立派に禿げていてほしいな」と願う腹黒いアラフォー女子になりました。
そして、今までのコンプレックスがアピールポイントに変わる日がくるのが、そう遠くないことも知りました。
髪が多くて悩んでいる方に大きな声で言いたい。
「いつか私たちの時代が必ずきます!」と。
ふっさふっさの髪が若々しさを保ってくれて、
同窓会や女子旅が人一倍楽しみになっている未来を想像しながら、
ボリューミーな自分の髪の毛と上手につきあっていきましょう!
by HANA
記事公開日 2017/05/25
最終更新日 2017/05/25