子どもと遊ぶ女性
心の悩み

実は子どもが…嫌い。友達に打ち明けられて贈ったアドバイス

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

子どもが好き?嫌い?

唐突ですが、子どもを見て「可愛い…♡」と思えますか?

女子力は決して高くないのですが、私は素直に「可愛い」と思えます。

子どもと遊ぶ時、すぐに飽きるくせに本気で向き合ってしまうため
子どものモードを『構って!遊んで!もっともっと!』に切り替えてしまい…。
あとで息切れがして後悔することも時々あります。

でも、基本的に子どもは好き。

子どもと遊ぶのが憂鬱

子ども

ある日友達から、深刻な顔でこう相談されました。

「今度子どもと遊ぶのが憂鬱で憂鬱で…」。

理由を聞くと、週末に上司のお家にお呼ばれしたらしく、
小学校低学年と幼稚園児のお子さんにどう接したらいいのか不安なのだそう。

しかも、上司は「今度会社の皆がうちに来てくれる事を、子どもたちがとっても楽しみにしていてね~」と上機嫌らしく。

私は彼女の気持ちを少しでも軽くさせてあげたいと思って、
「適当に遊んであげたらいいんだよ」と言ったのですが、
「それができてたら、こんなに悩まないから…」とさらに落ち込むばかり。

しまいには、「もし結婚して子どもができても、その子を可愛がってあげられるか自信がない…」と将来の悲観まで。

かなり重症だと察知した私が彼女に提案したのは、
とりあえず、今週末だけ子どもキライじゃないかも大作戦。

これから書き進めていくその時のアドバイスが
「人間性を疑われるから、大きな声では言えないけれど、実は子どもキライで悩んでいます」
という方のお役に立てたら嬉しいです。

なぜ子どもが嫌いなのか?

遊ぶ子ども

一言で「子どもが嫌い」と言っても、その気持にはさまざまな背景があると思います。

小さい頃の「愛情不足」?

子ども嫌いな人のすべてがそうだとは言えませんが、
よくよく掘り下げてみると、小さい頃の記憶を引きずっていることが原因というケースがよくあるそう。

実際、彼女がそうでした。

彼女のお母さんはお家で塾の先生をされていて、ずっと忙しかったそう。

しかも、2歳離れて弟が生まれて、
「この部屋でしばらく一緒に遊んでいなさい」と
いつも弟の面倒を見さされていたと話してくれました。

子どもとどう時間を過ごしたら良いか分からない

女性と子ども

お母さんに抱っこしてもらった。
お母さんに絵本を読んでもらった。
お母さんと散歩したり、歌を歌ったりした。

そんな記憶がほとんどなくて、「弟の方はよく可愛がってもらってた」のはよく覚えていると。

だから、自分も母親と一緒で子どもが苦手で、
泣かせないで一緒の時間を過ごせる自信がないのだそう。

そこで私が彼女に伝えたのは、
「子ども嫌いっていうより、どう接したらいいか分からないだけかも」ということでした。

子ども嫌いを治していく方法

子ども嫌い、引いては「子どもとの時間の過ごし方」をうまくするには、子どもとの心の距離をなるべく早めに近づけるのが大切です。

最初から甘え上手な子どももいますが、
たいていの子は初対面の人とは一定の距離を置きます。
恥ずかしがり屋さんもそう。

でも、「この人イケる!」と思ったら、その瞬間から全力で自分を出してきます。

そしてもう一つ言えるのは、女の子も男の子も、
「若くて可愛いお姉さんがとにかく好き」。

今回相談してくれた彼女は学生時代からモテモテの美女だったので、
それだけで子どもに好かれる要件を充分備えていたのです。

後は、彼女自身がその時だけは子ども嫌いオーラを掻き消して、
どうやって子ども達と打ち解けるかを考えるだけ!

打ち解けてしまえば、その後の間は子どもが自分発信で「これして」「あれしたい」と言ってきたり、
思いつくままにおしゃべりしてくるので、意外とその後は心が楽だったりするのです。
(ただ、男の子の場合は○○ごっことか、悪役を求められると体力は必須…)

作戦1 贈り物として絵本をプレゼント!
絵本

上司でもお友達でも、お宅にお呼ばれるとなると、
ワインやスイーツなど何かしらの手土産を持っていきますよね?

そこにプラスして子どものプレゼント用に「絵本」を持っていくのがオススメ。
何故かと言うと、子どもはすぐにラッピングを開けてその絵本に興味を持ち始めるからです。

しかも、我が子のことまで考えてくれて感激!と、子ども達のお母さん・お父さんにも喜ばれます。

その子がもし自分でひらがなやカタカナが読める年齢でも、
「読んで~」と言われたら「いいよ~」と言って読んであげる。

もし、言われなくても「お姉ちゃんが読んでもいい?」と聞いてみる。
(たいていは、「うん」と言います)

絵本の内容、ポイントは事前にチェック

ベストセラーの定番ものは既に自宅にある可能性もあるので、
その時期の季節やに近くに控えている行事をモチーフにしたものや
(例えば、梅雨だったら雨降りや傘の話。冬だったらクリスマスや雪だるま)
仕掛け付きの本(前から読んでも後ろから読んでも話が成り立つ絵本)など
あえてハズしてみるのもアリです。

本屋に行くと本当にたくさんの絵本があるので、
絵本コーナーに訪れて自分で実際に選ぶのも大切。
店員さんに、定番以外のオススメを聞いてみるのも良いでしょう。

「自分でラッピングします」と言って、リボンと紙だけもらって簡単に包装してもらい、
お家に帰ってその絵本を声に出しながら読んでみる。
例え下手でも、事前にストーリーを把握して
笑えるシーンや泣けるシーンを知って読むのがポイントなのです。

絵本を読み終える頃には、子ども達との心の距離が縮まっているのを実感できるはず!

作戦2 塗り絵と色鉛筆を買ってプレゼント!

色鉛筆

塗り絵も子どもが大好きなアイテムのひとつ。

もうひとつ絵本と共通して言えるのは、
「あまり無理に頑張らなくても、自然と打ち解けられる格好のツール」ということです。

色鉛筆はすでにお家にある場合も多いので、
百均でミニサイズの12色入などを購入するのもアリ。

一緒に塗ったり、子どもが塗っているのを褒めてあげたり。
それだけで、ある程度の時間が経ち、
絵本同様に心の距離も自然と縮まっていくのを実感できると思います。

「私、結構絵を描くの好きかも」という人は、
塗り絵ではなく、お絵かき帳をプレゼントするのもいいですね。

「ねぇ何か書いて~」のリクエストに応えてあげたり、
「お姉ちゃんの顔を書いてみて」と逆にリクエストしてみたり。

あれこれ気を遣って会話を考える必要もなく、言葉が少なくても子どもに楽しんでもらえます。

子ども嫌いの彼女が見違えた!

彼女が実行したのは作戦1の「絵本プレゼント」!
そして、結果は大成功。

しばらくして、彼の実家に初めて挨拶にいく機会があった時も、
近所に住むお姉さんと姪っ子が合わせて遊びに来ると聞いて、
「絵本プレゼント」を決行したところ、かなり喜んでもらえたと教えてくれました。

そして。

あの時、「もし結婚して子どもができても、その子を可愛がってあげられるか自信がない…」と
悲観していた彼女は今、可愛い女の子のママになっています。

しかも、いつも笑顔で毎日楽しそうで。
会うたびに「我が子の可愛さはたまらん…」と連呼する親バカになっています(親は親バカが普通です!)。

今、子どもへ苦手意識のあるあなたも、きっとあなた自身が驚いてしまうほど
我が子が愛おしくてたまらない素敵なママになっていると思いますよ。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

この記事にコメントする


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)