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心の悩み

転職や出世にも影響…学歴コンプレックスの壁と克服法!

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突然ですが、学歴コンプレックスって知っていますか?

私はずっとこれに苦しんできました。
でも今は乗り越えることができています。

どうやって私が学歴コンプレックスを抱くにいたったのか?
どうやって克服したのか?

その経験をお話したいと思います。

学歴コンプレックスを抱えて苦しんだ25年!

私はずっと学歴にコンプレックスがあった40代の女性です。

高校生の頃にバブルの好景気があったので、大学に進学しないで就職しました。
当時、高卒女子で初任給が25万円以上。大卒でなくとも同程度の給料を得ることができたのです。

しかし、景気も長くは続かず、1年後には私を含む全員の給料が5万円ほど下がりました。
また、私が勤めていたのは工場の製造業。身体を壊してしまい退職することになったのです。

事務の仕事に再就職できない現実!

もともと体力系ではなかった私は、今度は事務の仕事にしようと決意しました。
工場でも事務を少し経験していたこともあります。でも工場では、生産ラインがメインだったので、もう体力系の仕事は無理だと感じていたのです。実際、手術を受けてしばらくは養生するほど。

そして、身体の回復とともに再就職先を探しました。しかし、なかなか事務の仕事に転職ができない現実に呆然としました。

私は高卒…。学歴コンプレックスの壁!

なぜ就職できないのだろう……。

そこで考え付いた原因は、景気が良い時の初任給と転職先の給料を比較するクセがついていることでした。それならと、もっと給料の希望を安くして、時間も短くて良いので、事務で正社員にこだわらずに探しました。

しかし、給料の希望を下げても再就職先が見つからないのです。理由は「高卒で新卒勤務をした会社をすぐに辞めている」ことのマイナスイメージだと自分では思っていました。ところが実は「高卒では事務の仕事はない」こちらの理由で採用が決まらなかったのです。

この時、学歴コンプレックスの壁を感じて、やるせない気持ちになりました。高校卒業をした時には景気が良かったので、製造+事務で雇ってもらえていたのです。

高卒女子の進学は難しい!

景気が後退すると、事務だけで高卒女子は採用しないのが社会一般的な傾向だったのです。

それなら大学に行けば良いと思うでしょう。しかし、私の家から一番近い大学までは電車で往復6時間かかりました。また、当時は高卒女子のひとり暮らしはまだ難しくて、親も世間も時代が許してはくれません。

高校からすぐに大学へ進学をしていれば、まだ説得することができたのです。しかし、そうではないので、都会に行ったまま進学もできずに、路頭に迷うと心配されたのです。

さらに学費を工面するために、どんなに働いてもお金が足りないのです。親から学費を出してもらうのも無理で、結局生活を優先して進学はあきらめました。

25年間の戦い!正社員になれない

それから25年間、私はどこに行っても学歴コンプレックスとの戦いでした。

あきらめて飲食店のパートや短期派遣の試食販売員で生活をしました。しかし、飲食店では、長期勤務しても正社員にはなれません。また、別のパートでは一番出世をしても、学歴がないので正社員にはなれませんでした。

派遣も事務系の仕事には大卒条件が多く、選考に落ちてしまうのです。それで、飲食店勤務や短期派遣をくり返していました。これらの仕事も嫌いではありませんでしたが、体力がないので、時間も期間も短めになっていました。

これから40代に入って、体力はどんどん落ちることを考えると不安になりました。

通信制の大学に入学を決意!学歴コンプレックスを克服

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そこで40代になった私は、これまでの学歴コンプレックスを解決する方法を考えました。

すでにその頃は、女性でも都会でアパートのひとり暮らしをしても問題ない時代になっていました。また、学費も貯金をしても親も反対はしない状態です。

しかし、仕事をしながら学費を稼ぐ必要があったので、そのまま実家から通う大学を探すことにしました。それに40代になってから、10代や20代の子達と一緒のキャンパスに進学するのはさすがに、いっそうの学歴コンプレックスを感じそうです。

それで選んだのが特区でネットにできた通信制の大学です。自宅でパソコンとWEBカメラがあれば好きな時間に授業を聞けるので、仕事をしながらだと助かります。また、卒業までも4年ではなくて6年以上かけてもOKなのも良かったです。

ただし、授業料のために仕事をして貯金するので、短い在学期間での掛け持ちは大変でした。

学歴コンプレックスを抱えた仲間達!

通信制の大学では、私と同年代の人達が多く入学していました。そして、若い頃に同じような理由で、進学ができずに学歴コンプレックスを抱えていたのです。

そんな友達とは、大学のサイトで交流しました。同じ悩みで、世間からの冷たい風を耐えてきた人達が世の中に自分以外にもいたのだと嬉し涙がでました。

こうして通信制の大学で仲間達と難しい勉強も教え合って、お互いに目標を目指すことができたのです。

学歴コンプレックスの解決!

私が入学をした通信制の大学は、IT関連の資格取得にとても良い教材をネット上で揃えていました。

ITのプログラム関連や、ITの企業関連の勉強を動画で閲覧できるのです。問題もネットでパソコンを使って解答をして、単位も取得できます。資格取得は大学卒業資格だけですが、私にとってはそれこそが目指していた学歴コンプレックスの解決策でした。

だから入学をした時には、すでに目標はだいぶ達成をしている気分になりました。長年の目標だった大学入学を、通信制でも果たしたのです。あとは卒業までの日々ネットにつないで、授業を受けるだけになりました。それで卒業すれば、転職活動でも「大学を卒業している」と履歴書に記載できます。

学歴コンプレックスの解決策!

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学歴コンプレックスを解決するために通信制の大学に入学をした私ですが、実は、卒業はしなかったのです。

通信制の大学は、途中で中退してしまいました。何故、あれほどに学歴コンプレックスで就職ができずに悩んでいたのに、せっかく入学をした大学をやめたのかと思うでしょう?

学歴コンプレックスは自分の心の問題

実は、私の学歴コンプレックス。入学をした段階で実は解決していたのです。

私は、通信制の大学に入学をしてから、仲間達と交流をして気がついたのです。

「もしかしたら、今まで大学入学も何かの理由にしてあきらめていた。でも、こうして入学ができた。つまり、私の学歴コンプレックスは大学入学ができなかった自分の心の問題だったのでは?」という思いです。

入学直後に事務職で就職が決定!

入学をしてしばらくして。

私は相談をしていた通信制の大学の仲間達の説得もあって、事務職の面接を受けてみることにしました。

みんなからの「大学にも入学できたのだから、きっとできる!挑戦してみるといいよ!応援するよ!」というあたたかい励ましに押された形もありました。

そして、いろいろと就職活動のことを相談して、面接に受かる方法も伝授してくれました。また、時間がある日にはWEBカメラを使って、模擬面接まで実施してくれました

そんなある日のこと、とても大手で、以前の自分なら応募も無理だとあきらめていた企業に内定したのです。

とても嬉しくて、大学卒業しなくても40代の女性が事務職に就職できたのです。しかも、みんなが知っている大手企業です。ただし、通信制の大学に入学をしたことが無駄ではなかったことが証明された転職でした。実は、採用担当の人が興味を持ってくれて「40代から大学入学に挑戦する前向きな気持ちが」評価された結果でした。

仕事は充実!通信制大学は中退

通信制の仲間達もとても喜んでくれて、大学も続けたかったのです。しかし、仕事が充実をして認められて出世することになりました。それで、掛け持ちをするのは仕事に影響をするので中退しました。

確かに人によっては、学費が無駄になったという人もいるでしょう。通信制に入学をして損をしたのだと悪かったのだと判断する人も。両立が難しいのなら最初から無理だとする人も。仕事も学校もすぐにやめてしまう根性がない人だと思う人もいます。

実際、今の会社に入社をしてから「なんで、40代の人が受かったんだ」と嫉妬をされることもあるのです。出世をする時にも、転職回数や大学中退で反対する社内の人もいました。確かに、自分には継続が難しい体力面の問題もあります。

学歴コンプレックスを乗り越えて!

でも、復学もできる仕組みがあるので、いつか余裕ができたら最後まで勉強をしたいと思っています。

ちなみに支えてくれた仲間達とは、その後もSNSで交流を続けて、仕事の悩みを相談しています。それは、通信制の大学に入学をしなかったら得られなかったことです。それまでの私には、学歴コンプレックスを相談する人はいませんでした。

私の人生の転機を与えてくれた仲間達。学歴コンプレックスの悩みを超えることができたのは仲間達が支えてくれたおかげです。

まとめ

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私が学歴コンプレックスを抱えていた本当の理由は、就職できないことや進学できないことを、何かのせいにすることでした。

そんなマイナスな気持ちでは、面接に行っても受かる訳がありません。それが、40代になって通信制の大学に入学をしたことで、前向きな気持ちに変わりました。

多くの同じ悩みを抱えた仲間達に出会って、背中を押されて面接に行った日のことは今でも覚えています。

不安でも面接で緊張しないで採用に至ったのも、こんな私を支えて応援してくれた仲間達に出会えたからです。学歴コンプレックスも就職できない悩みも、自分の決意と人との出会いで変えることができます。

私のように、学歴コンプレックスや転職の悩みがある人は、思い切って人生を変える決意をしてみてはどうでしょうか。

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