「女性は30歳を過ぎてしまうとキビシイ」
婚活・転職の2つにおいて、よく言われているワードではないでしょうか?
そのせいか、「30歳」の数字が見えてくると自分の人生について考える女性がとても多い気がします。私もそうでした。
もっとも、私の場合「結婚をとるか・仕事をとるか」という悩みではなく。
結婚相手どころか、彼氏すらいない無職だったのですが……。
今回は「30歳」の数字が見えてきて悩んでいるあなたへ、私の体験談をお話します。
残業代ナシ!12時過ぎの帰宅が当たり前な日々
”30歳”の数字が見えてきたころ。
当時販売系の仕事についていた私は大荒れしていました。
どうしてかというと、仕事がうまくいっていなかったんです。
加えて、欲しいのに彼氏ができない状況でした。
入職してからの数ヶ月間は問題がありませんでしたが、いろいろなことが重なってしまって途中から仕事をするのがキツくなってしまったんです。
業務内容はもちろんですが、ダントツでしんどかったのが勤務時間でした。
その職場は本来はシフト制勤務であるものの、とにかく人手が足りない。
通常ならスタッフが時間差で業務をまわすのが望ましいのですが……。
人がいないのでシフト制労働がくずれてしまい、時間外労働があたりまえになっていたんです。
そのせいで、毎日当然のように残業をしていましたし、勤務開始時間より数時間早く出社するというありさまでした。
もちろん、残業手当はつきませんし早めに出勤した時給はカウントされません。
今思えば、トンデモな職場でした。
朝は8時過ぎに家を出てるのに夜は10時~12時過ぎの帰宅できたから、
体力も精神も削られ、家に帰ったらもうヘロヘロだったのは言うまでもないでしょう。
休みだけはきちんと確保されていましたが、希望通りの休みはとれません。
どんどん、イライラがたまっていきついに爆発した私は休日に転職活動へ踏み切ります。
なんとか無事に次の働き口が決めブラックな職場をやめました。
ブラック職場から逃げ出せた……はずが。
ブラックな職場をオサラバした私。
これで精神的に安定する……と思いきや次の職場で、すぐにクビになります。
電話でいきなり「今日から来なくていいから」と解雇を告げられた時には「前の職場を強引にやめてきた自分に対して、バチが当たったんだ」と思いました。
電話を受けた時は、その程度のダメージ済んだのですが問題は数日後。
イキナリ解雇をされたしまったショックと前職のブラック労働環境でやられた心の傷がジワジワとひろがっていき、精神がおかしくなってしまいました。
日中もしんどかったのですが、ダイレクトに来るのが夜です。
夜ふとんに入り、電気を消して目とじて眠りにつこうとしても
「仕事も決まらず、誰からも必要とされないのでは?」「この先どうしよう」
と悪い考えが頭をグルグルしてしまい眠れず、本当に辛かったです。
とある、独身女性のアドバイスを思い出す。
彼氏がほしいのに、できないのってつらいですよね。
私は何年も彼氏が居ないことがコンプレックスでした。
このことを、以前お世話になった職場の独身女性に愚痴ってみたところ
「あんたみたいなタイプは、婚活をしたほうがいい」
とアドバイスを受けました。
けれど、婚活=モテナイ人がするものだ!と思いこんでいた当時の私はどうしてもそのアドバイスを素直に受け入れることができなかったんです。
モテナイ自覚があったものの、まだ自分にプライドがあったのでしょう。
けれど、もうプライドどうこう言ってる場合ではありません。
「誰かとつきあいたい、必要とされたい!」
「結婚するかしないか……の人生だったら結婚しておいたほうがたぶんいい」
「いつか、子どもだって欲しくなるはず」
いろいろなことを考えに考え抜いた結果
「これ以上、状況が悪くなる前に婚活をしておいたほうがいい」
そう思って、婚活をスタートさせました。
婚活は2年間もしていたら、成婚する?
「だいたい、2年も婚活したら結婚が決まる」
婚活をはじめるまえ、私はこのような印象を抱いていました。
しかし、婚活ブログやTwitterをのぞいてみると
「婚活をはじめてみたら数ヶ月~1年未満でアッサリ結婚できた」派と
「長年(4年~6年)婚活をがんばっているのに実らない」派が目立っていました。
中には10年選手もいてビックリしたのを覚えています。
私はというと「長年頑張っているのに実らない」派になってしまいました。
覚悟はしていたものの、途中で婚活のペースダウンしたり、実らない婚活に嫌気がさしてしまったりして、投げ出した時期もあります。
まとめ
冒頭で、「女性は30歳を過ぎてしまうとキビシイ」と述べました。
実際に経験したので同意できる部分はあるのですが、変に年齢を区切っているせいで、苦しんでいる女性が多いのでは……と思っています。
私もこの言葉がなければ、転職に失敗した後あんなにも悩むことはなかったのかもしれません。
けれど、転職をキッカケに婚活を開始できたことは良かったなと今は思っています。
就職活動も婚活も、結局はご縁。
すんなり決まる人もいれば、大苦戦する人もいるでしょう。
でも、転職も婚活もできるときにしておいたほうがいい。
今はそんなことを思います。
by 横路あるく
記事公開日 2017/10/24
最終更新日 2017/10/24