言葉遣いに自信がないと、人と話すことが怖くて不安になってしまいますよね。私も最初はそうでした。でも段々と言葉遣いの悩みやコンプレックスを克服していき、人と接する楽しさを感じられるようになったのです。
私の体験が現在言葉遣いで悩んでいる人にとって、少しでもお役に立てれば嬉しいです。
言葉遣いで悩んだ最初のきっかけは小学校の転校
小学5年生の頃に神奈川県から、関西に父親の転勤で引っ越すことになったのです。突然親から言われたので、私はかなり動揺しました。友達と離れるのもとても辛かったです。でも勇気を出して、新しい地域に移り住むことに。
転校先でトラブル発生
転校先では私の話し方やイントネーションについて、かなりからかわれて辛い思いをしました。いつしか自分の声にさえ自信が持てなくなり、話せなくなってしまったのです。
このまま家族以外の人と話せずに、この街に住むしかない…と諦める気持ちになりました。
言葉遣いで悩み、変わり始めた最初のきっかけは「本との出会い」
そんな時に出会ったのが本でした。本を多く読むことにより、様々な表現を知ることができたのです。
私は時間があれば、学校や地域の図書館に行き、様々なジャンルの本を借りて読んでいました。物語が多かったのですが、そこで人付き合いの楽しさや素晴らしさについて知る機会を得たのです。
社会人でまた言葉遣いの壁に。
こうして私は、段々と人と話す時、自分の話し方が気にならなくなってきました。美大に進学して、他府県から入学した人がとても多かったからという理由もあります。多くの人と楽しく接することができるようになり、私は自分の言葉遣いに自信を持てるようになりました。
社会に出てから
美大から就職先を紹介してもらい、社会人になった私ですがそこでまた言葉遣いに悩む場面が出てきました。学生時代なら許されるような言葉遣いは、ここでは通用しない。丁寧な言葉を使えない自分を思い知ったのです。でも仕事をするうえで人と話す時には丁寧に話す必要があり、電話対応などもしなければなりません。私はかなり焦りました。
言葉遣いのセミナーをきっかけに、新たな発見を。
たまたま仕事が休みの日に地方誌を読んでいて、「話し方セミナー」が近くの会館で開催されることを知りました。土曜日の14時から16時までで、2回で終了というものです。
金額的には大手ではないからか、5千円を先払いという安価でした。私は迷わず電話をして予約を入れました。
次の週の土曜日から参加をしてみました。先生は私よりもかなり年上でしたが、来ている生徒たちの年齢層の幅が広かったのを覚えています。
セミナーを受講して
先生の講義を聞いていると、なるほどと納得する内容が多かったです。自分の周りにいる丁寧な言葉遣いができる人を見習う、様々なジャンルの本を読む、テレビのニュース番組をできるだけ観る、書ける日は日記を書くようにするなど。
これらを意識するだけでも、私の生活は変わっていったのです。自然に丁寧な言葉が身に着くようになってきました。
だんだんと変わり始める自分自身で感じる言葉遣いの変化
仕事での私の言葉遣いについて、同僚や上司から褒められるようになったのです。電話対応についても、取引先の人から名前を覚えてもらえるようになりました。小学校の時もそして大人になってからも私は本に救われて、助けられているのかもしれません。
言葉遣いは今からでも綺麗になれる!
言葉遣いについて気にしているけれど、何から始めたらよいか分からない人も。でも私のように本を多く読むようにして、日記をつけるようにしていくことで言葉や文章と触れ合う機会が増えます。そして自分と向き合うことができるようになるのです。
普段から丁寧な言葉遣いを意識して使うようにすると、自然に綺麗な言葉が話せるようになりますよ。
by 美月
記事公開日 2020/02/04
最終更新日 2020/02/04