私ってなんだろう? そう思っているあなたへ
私ってなんだろう。
どうやって、生きていきたいんだろう。
そう思っている人は多くいると思います。
私もさんざん悩んできました。
でも、意外なところに答えや出口があったりするんですよね。
目次
20代なかば。仕事なし、彼氏なし、貯金なし!
20代後半にさしかかったころでしょうか。
私は、とんでもなく落ち込んでいました。
転職をしたのですが、試用期間で切られてしまい無職に逆戻り。
加えて、ずっと彼氏がいないというありさまでした。
実家ぐらしだったので、生活面では困らないけれど
仕事もない・彼氏もいない・お金もない
まさに”3ない運動開催中!”といったところ。
生きていくことへ、不安がつのるばかりでした。
「これから先、どうなってしまうんだろう。
私は社会不適合者なんじゃないかな。
昔から何をやってもうまくいかないし…何をしたらいいんだろう?」
と自らを責め、ネガティブな日々を過ごしていました。
落ち込み状態脱出のためにやったこと
元々、インドア派な私でしたが
「家にこもりっきりになるのは、良くない。」
ということは過去の体験から学んでいました。
その話は、失敗してしまった高校受験までさかのぼります。
落ち込んで引きこもっていたら無理に連れ出された
高校の合否判定が出た当日。
私は受け取った”不合格”という結果が恥ずかしくて外に出たくなかったのですが、
母はすぐさま、私を連れて外に出かけました。
向かった先は、なんとデパートだったから驚きです。
あれよあれよと制服の採寸をしました。
「この子は一度落ち込んだら、ずっとウジウジして外に出ない」
と母は思ったんでしょうね。
当時の私はつらい思いをしましたが、
外へ連れ出してくれた母の行動は正解だったと思っています。
そう、落ち込んでいたとてしても、前に進まなくてはいけないのです。
「外に出たくないけど、外に出たい、出なければならない。」
という矛盾をかかえながらも、私は行動しました。
落ち込んでいた時に試してみたこと
無職なのに異業種交流会に参加
ある日、自分で起業したい人たちに向けた
異業種交流会の開催を知り、私は思いきって応募しました。
起業する気はなかったので、後ろめたさもありましたが
「そのうち、起業を考えています」という顔をして参加しました。
とはいえ、”もしかしたら将来、なにかの役に立つかも…”
と、うっすら思ったことも事実です。
まさに今、こうしてお話できているので役に立っていますね。
こちらで出会った人たちは、とてもまぶしかったです。
やりたい仕事に向けて輝いている人たちと
自分を比べて落ち込みましたが、パワーをもらえたのも事実でした。
本をひたすら読んで、知らない言葉に出会う
”女性が輝く為に” ”20代でやること” ”愛される”
といった自己啓発本・スピリチュアル本などをたくさん読みました。
当時ほどではないのですが、今も手にすることはあります。
そんなあるとき、ADHD(注意欠陥・多動性障害)についての本を手にしました。
その本を読んでいると、なんだか自分に似ている気がしたのです。
でも、ADHDならではの圧倒的パフォーマンスが私にはない…
悩みに悩み、医療機関を受診しました。
この受診にはとても勇気が必要だったけれど、障害とわかったなら
対策や解決方法を知ることができ、生きやすくなるのでは?と思ったんです。
診察の結果、ADHDではありませんでした。
ADHDだったら障害者として悩んでいただろうし
違ったら、解決方法が見つからないと嘆いているし…
我ながら面倒くさい性格をしています。
落ち込みやすい人にすすめたい「コミュ力アップ」
※長いので以下、コミュニケーション=コミュ力と省略します。
がんばって外出はするものの”人と接するのが怖い”とネガティブに感じていた私。
コミュ力をあげるべく、これまたいろいろな企画に参加しました。
市民講座、心療内科のイベント、職業関連のセミナー
印象的だったのは”他己紹介(たこしょうかい)”という言葉です。
他己紹介で分かった「自分自身のこと」
知らない方のために少し説明しますと、
自己紹介は”自分を紹介する”ことに対し
他己紹介は”他の人が、自分のことを紹介する”ことです。
人と人とをひき合わせる時、仲介役が間にたって
相手を紹介するシーンを思い浮かべてもらえたら
わかりやすいと思います。
”他己紹介”で私を紹介してくれた人は
「明るくて可愛い」「自分自身を持っている」「親しみやすい」
と評価してくれました。
そんなふうに思われているんだ とちょっと楽になりました。
そして、ふと思ったのです。
名前の通りに生きるのもいいだろうし、
この名前に恥じないように生きたい…と。
己の名は。いまいちど由来を考えてみよう
あなたの名前はどんな名前で、どんな漢字を書きますか?
名前には”こうあって欲しい”という強い願いが込められている
親からもらう最初のプレゼントです。
自身のペンネームを例にとって申し訳ないのですが ”あるく=歩”。
人生は1本道!と見せかけてさまざまな分岐路があります。
その道は、進めるかもしれないし、行き止まりかもしれない、
と思ったら、実は隠し通路があったりもします。
引き返すにしろ、どっちにせよ歩かなければなりません。
もし自分の名前が嫌いでも…
昔は、自分の名前がとても嫌いでした。
強そうだったんですよね…内面はそんなことないのに。
でも今は、この名前でよかったと思っていますし
少しだけ、自分が好きになれました。
もし、自分について悩んでいるならば
ひとまず、名前のとおりに生きてみたらいかがでしょうか。
”名は体を表す”ということわざも昔からありますし。
あなたが自分を信じて、生きてくれることを願ってやみません。
by 横路あるく
記事公開日 2017/03/31
最終更新日 2017/03/31