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ほうれい線ができたかも…?
あれっ?こんな所にシワ、あったっけ…?
笑った自分の写真を見たり、夕方に鏡を見てそのシワに気づく…憎き「ほうれい線」。
ほうれい線がまだ無い人も、もう出来てしまった人も、ほうれい線の原因をちゃんと知ることでケア出来ることが沢山あります。
出来てしまったほうれい線を、ただ放置しているとシワが濃くなっていくばかり。今回はほうれい線の原因と、その対策になるおすすめのスキンケアをご紹介します。
ほうれい線とは
そもそもほうれい線とは、どこの部分のシワを指す言葉なのでしょうか。
なんとなく知っているよ、という方も多いと思うのですが、ほうれい線は「鼻の横から口の横に伸びる」線のことです。
ここには顔の筋肉の境目があり、そこに皮膚が落ち込むことで線が出来てしまうのです。頬の境目として扱われることが多く、加齢と共に顔の皮膚がたるみ、ハリがなくなることでここのエリアがくぼみ、見た目年齢が高く見えてしまうのです。
ちなみに、ほうれい線とは中国の人相学で「法令紋」と言われる場所のことで、そこから「法令線」、「ほうれい線」と変化していったと言われています。「豊麗線」「豊齢線」という表現をすることもありますが、当て字によるものです。
ほうれい線の原因とは?
ほうれい線は、○歳になったら必ず出る、というものではありません。個人の顔の骨格や、肌、生活環境の違いで大きく差が出る部分の一つです。そして、皆さんご存知の通り、見た目年齢に大きく差が出る部分の一つでもあります。もう、絶対ケアしたいですよね。では、ほうれい線の原因は何なのでしょうか?
ほうれい線の原因①加齢による肌のたるみ
ほうれい線は、顔の筋肉の境目に出来る線のことです。
なので、肌全体のハリがなくなると、その境目に顔のお肉や皮膚が入り込み、濃いほうれい線が出来てしまいます。若い頃は気にならなかったのに、年齢と共に濃くなり見た目年齢に差がでてくるのはこのハリの無さが最も大きな原因です。
また、加齢に伴い代謝が悪くなり、体の中の脂肪細胞が蓄積されやすくなります。これは顔の皮膚の中でも同じこと。
皮膚の中の脂肪細胞が多くなると、脂肪の周りにある網(ネット)のようなものが開き、肌のハリ部分を奪い取っていってしまうのです。
※一度伸び切った輪ゴムをイメージして頂くのが良いと思います。のびのびになった輪ゴムは、もうピーンと張らないですよね…。
ほうれい線の原因②肌の乾燥
まだそこまで年齢がいっていないのに、ほうれい線が目立つ…という方は、肌の乾燥が原因になっていることが多いです。
何度かお伝えしているように、ほうれい線とは鼻の横から口の横にのびる線、溝のこと。これは年齢関係なくある線です。
加齢によって肌がたるむ前に、ほうれい線が目立っている方は肌自体が乾燥し、ほうれい線のラインに小じわが出来ることで濃いほうれい線が生まれてしまっている可能性があります。
これは、保湿がきちんとされておらずカサカサな肌になっているため。顔のそもそもの骨格、作り的に線・溝がある場所にさらにシワの後をつけてしまっているのです。
特に、年齢が若い方で紫外線をよく浴びたり、食生活が悪かったり、喫煙をしている方に多く見られます。
ほうれい線の原因③姿勢、歯並びの悪さ
ほうれい線の原因で見逃しがちなのは、姿勢と歯並びの悪さ。
ほうれい線は顔の筋肉の間にある線でもあるので、体全体の骨格が歪んでいたり、歯並びが悪いことで顔の中の筋肉をうまく使えず、不要なお肉が顔についたり、顔が歪んだりしてほうれい線を濃くしている原因になっています。
また、猫背もほうれい線の大きな原因の一つ。体のゆがみによる顔のゆがみはもちろんのこと、顔が下向きになることで重力で皮膚が下に引っ張られ、ほうれい線が濃くなってしまう危険性があります。
緊張のしすぎや、同じ姿勢でずっと居ることでも顔の表情筋が衰えてほうれい線が濃くなった。という方もいるのですよ。
ほうれい線の原因④栄養不足
ほうれい線の原因として考えられる一つは、栄養不足。これは、ほうれい線だけではなく肌全体のことにも言えるのですが、特に以下2つの栄養が摂取されないことで、肌をきれいに作る、整える力が弱まってしまいます。
- たんぱく質
- ビタミン
特に無理なダイエットや偏った食生活を行うと、筋力の低下で肌の状態も悪化。美しくなるために行ったダイエットが、見た目年齢の上昇を招いてしまうこともあります。
ほうれい線の原因⑤喫煙
栄養不足と同じく、ほうれい線だけでなく肌全体への影響として悪いもの。それが喫煙です。
喫煙をすることで、体内のビタミンCが使われ肌を整える力が低下すること。また、喫煙をすると体内で活性酸素が増加。活性酸素は、皆さんご存知の通り老化を引き起こす元凶物質ですね。肌自体の酸化も促してしまいます。これによって、お肌のハリ、ツヤのもとになるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸、プロテオグリカンがつくられる量が減ってしまうのです。
ほうれい線があることによるマイナスポイント
シワ、線自体は若い頃からあるほうれい線。しかし、ほうれい線があると、どんな悪いことが起きるのか…?大きく2つが考えられます。
ほうれい線のマイナスポイント①見た目年齢が高まる
見た目年齢をもっとも左右するのはほうれい線です。ほうれい線が1センチ伸びると、見た目年齢が約6歳アップする、というデータがあるほど。
口の横に線が一本あるだけで、若い女性のイラストが一瞬でおばさんになってしまうのを想像すると、分かりやすいですよね。
ほうれい線のマイナスポイント②メイクが崩れやすい
ほうれい線があると、口周りのメイクが一気に崩れやすくなります。ほうれい線はシワと同じなので、その溝にファンデが集まる集まる…。笑顔になった時にほうれい線の溝に溜まったファンデを人に見られるのも、嫌になってしまいますよね。
ほうれい線の原因を無くすには
正直、美容の観点では顔にあっても良いことが無いほうれい線を無くすにはどうしたら良いのでしょうか。
ほうれい線の原因を無くす方法①美容整形をする
ほうれい線のある場所に、ヒアルロン酸を注入するのが一般的。しかし、費用が高額だったり、ほうれい線の所にヒアルロン酸がシコリのように残ってしまう場合がある、ということがあります。個人的には、ヒアルロン酸は数年で体に吸収されてしまうのでおすすめしません…。(費用対効果が…)
顔を切ってリフトアップする方法もありますが、ほうれい線のように顔の中心部にあるシワには効果が薄いので、こちらもおすすめ出来ません。
ほうれい線の原因を無くす方法②生活習慣を変える
先ほど紹介した、栄養不足、姿勢、喫煙などの生活習慣を変える方法は今すぐにでも開始出来るので、おすすめです。もちろん喫煙をしている人に「すぐ止める」というのは難しいと思いますが、少しずつ量を減らすだけでも効果が期待出来ますよ。
歯並びが悪い方は歯列矯正をしても良いかもしれませんが、こちらも高額なので、他のケアをやってみて「それでもなかなか…」となった場合、検討してもらえればと思います。
ほうれい線の原因を無くす方法③スキンケアを変える
ほうれい線は、加齢によるもの、乾燥によるものどちらもベースは「肌内部の乾燥」に原因があることが多いです。ほうれい線が日々濃いままということは、今のスキンケアをエイジング(かつほうれい線対策になる)スキンケアに変えることが必要なサイン。
ほうれい線対策になるスキンケアに変えることは、確かな効果を実感しやすく手軽に始められる値段のものが多いため、おすすめしています。
おすすめは、ほうれい線の原因をしっかり潰すスキンケア
おすすめは、しっかりほうれい線の対策がされたスキンケアを使うことです。ほうれい線との戦いは長いので、日常の中で着実にケア出来るものを選んで使っていきましょう。
さらにほうれい線の原因を無くしたいならほうれい線体操
ほうれい線の原因と対策スキンケアをご紹介しました。
おすすめしたスキンケアの使用のほかに、さらにほうれい線対策をしたいなら、ほうれい線体操がおすすめです。
ほうれい線体操って?
ほうれい線は顔の筋肉の間に出来る線。なので、保湿によるふっくらハリ感に加えて筋力アップでシワをケアしていきましょう。
ほうれい線体操①舌回し体操
簡単だけど、始めてみると意外と疲れる舌回し体操。
① 口を閉じたまま、舌を歯の表面に沿って一周ぐるっと回します。
② 左回りに20回行います。
③ 右回りに20回行います。
ほうれい線体操②AIUEO体操
顔全体の筋肉を動かし、小顔効果も期待できるポリバケツ体操。
ポリバケツ、の言葉は全母音が入っているので様々な口の形で開くことが出来るのです。
① 自分で出来る全力の大きな口をあけ、「ポ」の形で10秒間キープ
② 同じく大きな口の形で「リ」「バ」「ケ」「ツ」を10秒ずつ。
終わりに
ほうれい線の原因とその対策スキンケア、体操はいかがでしたか。
ほうれい線の原因を正しく知って、ほうれい線の薄いプリッとした肌を目指していきましょう!
by anone編集部
記事公開日 2018/01/09
最終更新日 2018/01/09