ずっと前から気にはなっていたんです。肌の小さなニキビ跡。
でも、「まっ、これくらいならいっか!」と放置していたら、シミに変わって年々確実に広がり、色まで濃く…。
最終的には、1.5㎝のインパクト大のシミへと成長!
ついに、カバー力抜群のスティックタイプのコンシーラーでもお手上げ状態になってしまいました。
「今やこのシミも私の一部よね♪」と、すっかり諦めて愛着すら感じていたある日、(なのに毎朝必死に塗り塗りする辺り、心は乙女♡)
「それ…病院で取れるなら取った方がいいんじゃない?」と、彼からまさかの一言!
こうして私は、きちんと自分のシミと向き合い、医療の力に頼る決意をしたのでした。
目次
私がシミを取るのに皮膚科を選んだ理由
私がシミを取るのに美容外科ではなく皮膚科を選んだ理由…それは、ズバリ「美容外科は自由診察で高そうだから」。
美容外科に通ううちに、自分の身体のあっちこっちが気になり始めて、今度は痩身メニューとかに手を出してしまいそう…と、美を追求する施術メニューの多さもネックでした。
シミ取りの皮膚科は周りの人に徹底リサーチ
そこで私が始めたのは、友人や知り合いに「シミを綺麗に取ってくれる皮膚科」を徹底リサーチ。
通うのにネックにならないエリアに絞るのもポイントです。
SNSなどの情報に頼るのもありですが、やっぱり実際に体験した人の生の声が一番!
施術する部分が『顔』なので、できるだけ慎重になりたいものですよね。
しばらく立つと、評判の良い皮膚科が幾つか挙がりました。
一番分かりやすかったのは、
「○○さんがね、他のシミも気になったから、また取ってもらったって言っていたよ」という言葉。
また行ってもいいと思えるほど最初のシミが綺麗になったんだと、満足度がしっかり伝わるので、その言葉が最も多く聞けた病院を選びました。
いざ皮膚科へ。「えっ!今日もう取っちゃうの!?」
皮膚科に行く前から前評判を聞いていたので、私と同じようなシミの悩みを持った女性が多いのかと思いきや…
行ってみてビックリ!
肌のかぶれで痒がっているちびっ子や、帯状疱疹で辛そうなおじいさんまで、老若男女で皮膚科はごった返していました。
「今日はどうしましたか?」と受付で聞かれて「シミが濃いくて大きいので取りたくて…」というのが若干申し訳なく感じるほどでした。
名前が呼ばれ、奥の診察室へ。
ドクターにここまでの経緯を話すと、
「う~ん、普通は内服を数ヶ月試してもらって、あまり変化がないようなら取っちゃうんだけど…。
これは大きいね、かなり濃いし。今日もうシミ取りますか?」と。
事前のリサーチで「内服から様子を見て最終的に施術」と聞いていたのでビックリ!
出来ることなら『早めに劇的な変化』を求めていたので、即座に「お願いします!」と答えました。
皮膚科でシミを取ってみました
私が今回受けたのは、液体窒素でシミを取る方法。
施術はほんの数分&料金も保険適用で1回1000円ちょいと安すぎるっ!
液体窒素でシミを取る仕組み
まず、液体窒素を使った施術の仕組みを簡単に紹介。
超低温の液体窒素をシミの部分に押し当てると、一瞬でその部分が凍傷になり、メラニン沈着した皮膚が壊死します。
しばらくすると、キレイな皮膚に生まれ変わるのでシミが改善されるというわけです。
実際の施術ですが、麻酔はなく、数分で終わりました。
先生は皮膚に器具を当て、剥がれた皮膚をコットンで拭き取るという作業を繰り返します。
痛みが心配でしたが、後で少しヒリヒリしたくらいで、
施術中はほぼ痛みがありませんでした(個人差はあると思います)。
それが終わると別の部屋に通され、しばらく患部にライトを当てて乾かせる処置を受けました。
その後、シミを取った部分に大きめの絆創膏を貼ってもらい、会計へ。
「患部は紫外線を当てないように」というアドバイスをいただき、薬局で消毒液やビタミン剤などをもらって帰宅しました。
内服はこの2つのお薬が処方されました。
これが液体窒素でシミを取ってもらった当日。濃い茶色はすっかりなくなって、中の皮膚の色が見えちゃっています…。
美容外科などでよく使われているレーザー治療は自由診療になるので、保険適用の液体窒素は、断然お安いのです。
この日薬の他にガーゼやテープなどを合わせても、3000円もいかなかった記憶があります。
その後のシミのケアと経過は?
出掛ける時は小さく切ったガーゼを患部に当てて、その上からしばらく絆創膏を貼っていました。
シミが薄くなるまで液体窒素での施術を数回繰り返す人もいるようですが、私は1回だけでOKでした。
カサブタが剥がれてキレイなピンク色の皮膚に。ここからは日焼け止めをしっかり塗りました。
次第に患部がカサブタになって、それが剥がれると、キレイなピンク色の皮膚に。
そこからは、クリーム状になった漂白剤が処方され、夜寝る前にしっかり患部に塗りんで、ビタミン剤を内服。
外からと内からのダブルのシミケアが始まりました。
病院が配合した漂白クリームも処方されました。こちらは夜寝るときだけで、これを塗った患部を陽に当てるのはNG。
経過を診ながら薬を出してもらうため、通院は2週間に一度。
2カ月ほど続けると、その後は1カ月に一度になりました。
カサブタが剥がれるまでは、外出する時に患部に小さくカットした絆創膏を貼り、なるべくマスクを付けて出掛けていました。
もちろん、紫外線対策です。
(マスクは絆創膏を隠すためでもあった!)
新しい皮膚はデリケートで、
紫外線を浴びるとまたシミになる可能性があるので、
絆創膏を卒業した後は日焼け止めをこまめに塗っていました。
施術の結果は…大満足!かなりシミが薄くなって、コンシーラーなしでもギリ大丈夫に
施術からアフターケアを経て…
これが今です!
目の下に近い頬の部分にうっすらシミの跡はあるのですが、コンシーラーはバッチリメイクの時だけ軽くポンと乗せるくらいでOK。
『元の濃さの10分の1』と言っても過言ではありません!
「跡形もなく、シミがあったなんてウソみたい!」
とまでは行きませんでしたが、最初の濃さに比べたら雲泥の差!
すっぴんだと、ここにシミがあるな~とうっすら分かる程度で、メイクをしたらほとんど分かりません。
トータルでは4カ月ほど通院しましたが、診察・お薬代を全て計算しても、15000円から2万円以内といったところでしょうか。
効くか効かないか分からないケア用品に高価なお金と長い年月をかけるより、私は「皮膚科でシミを取ってもらって良かった!」と思っています。
むしろ、「早く行けば良かった」ということに後悔。
シミを取るのに最適な方法に個人差はあると思いますが、コンシーラで隠しきれないほどの存在感あるシミに悩んでいる人は、一度評判の良い皮膚科へ相談に行かれてみるのをオススメします。
そして、最後にもうひとつ!
紫外線の影響が少なく、マスクをしていても何ら違和感のない冬の時期が絶好の「お顔のシミ取りシーズン」と言うこともお伝えしておきます!
by HANA
記事公開日 2017/11/08
最終更新日 2017/11/08