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妊娠としみの関係
妊娠するといろんな身体の変化を感じます。
お腹が大きくなり、胎動を感じ、赤ちゃんができた喜びを感じる嬉しい変化もあります。
しかし、つわりや腰痛など嬉しくない変化もあるのです。
その1つに「しみ」があります。
私が妊娠していた頃、お腹が大きくなってきたな、と感じだした頃から、顔のTゾーンの「しみ」が増えたように感じていました。
その時はさほど気にはしておらず、妊婦健診の際にたまたま主治医の女医先生と雑談の中で「しみ」が話題にあがったんです。
すると、女医先生に「妊娠中は紫外線ケアに気をつけないと後悔しますよ!」と身を乗り出して言われました。
女医先生にはお子さんがお2人おられたので、自分の経験上、とても後悔したそうです。
妊娠するとしみが出来やすくなる
妊娠すると、メラニン色素を生成する色素細胞を刺激する女性ホルモンが増えるので、ちょっとした刺激でも「しみ」になりやすくなるのです。
なので、妊娠中に紫外線ケアを怠ると、どんどん「しみ」が増えてしまうのです。
しみだけではなく肝斑ができることも
また、「しみ」の一種である“肝斑”もホルモンバランスが影響するので、頬やこめかみに現れる可能性があります。
妊娠性肝斑は産後1~2か月で薄れていくことがほとんどだそうですが、そのまま普通の肝斑に変化することもあるとのことで、とにかくしっかりケアすることが大切になってきます。
妊娠中のしみケア方法
すでに自分でも「しみ」が増えた実感があったので、「先生、そういうことは早く教えてよー」と正直焦りましたが、今からでも遅くないだろうと、気合を入れて取りかかりました。
UVケアと保湿を徹底する
ケア方法としては、妊娠中は肌全体が乾燥しやすく表面のバリア機能が弱っているので、UVケアと保湿を怠らないよう気をつけます。
妊娠中はもし肌トラブルが起こってしまっても、安易に飲み薬を服用はできませんから、日頃のスキンケアが重要なのです。
とはいえ、つわりの時期はかすかな化粧品のにおいでも苦痛ですし、なにをするのも億劫に思ってしまう時だってあります。
スキンケアは気持ちに余裕のある時でないと、なかなか取り組めないものです。
外出しない時はとりあえず保湿クリームだけでも塗るようにする、洗濯物をベランダに干す時は化粧はしなくても日焼け止めクリームは塗るようにするなど、無理をせずストレスをためないようにがんばりました。
全身に広がるしみ
それでも、「しみ」は濃くなる一方で、自分のすっぴんを鏡で見るのも億劫になってきました。
ですが、サプリメントを飲むのも怖いので、「しみ」に効くクリームを塗るしか方法はありません。ビタミンC配合の「しみ」が薄くなるという化粧品クリームをいろいろ試しました。
全然効果は期待できず、がっかり。
それどころか、臍下に線が浮き出たり、脇やデリケートゾーンも黒ずんできてしまいました。
それはそれでショックでしたが、紫外線が当たっていないところも黒ずむんだから、出産後にホルモンバランスが戻っていったら、自然と戻っていくかな、と楽観的に思うことにしました。
さて、出産。
出産の時にいきむ大切さ
助産師さんからは、「いきむ時に目を見開きなさい」何度も言われましたが、痛すぎてそんな余裕はありませんでした。
陣痛開始からまる2日間かかり、やっと分娩。
2時間安静にして、お腹はぺこぺこでした。
念願の食事にありつき、歯磨きをする際に、2日ぶりの鏡にうつった自分の顔を見ると!!!
目の下に赤い斑点がいくつもできていました。
Tゾーンは「しみ」と赤斑点だらけで、気持ちが悪いどころの騒ぎじゃありません。
いやいや、面会に来た主人や家族も言ってよ・・・。赤ちゃんに夢中で私の顔の変化はたいして気にならなかったのでしょう。
こっちはショックで泣きそうです。
ちょうど見回りに助産師さんが来てくださったので、「この顔どうなってるんですか~?」と泣きつきました。
聞くと、いきむ時に目を開けないと、目のまわりの毛細血管が切れて赤い斑点ができるとのことでした。
しみの悩みは出産が終わったらなくなると思っていたのに…
「だから、目を開けて~って何回も言ったでしょ?」と言われる始末。
赤い斑点は青タンのようになった後、おおよそ消えていくけど、ケアを怠ると「しみ」になるので気をつけるようにと言われました。
今までだって気をつけてきたんです。
それが、2日ほどで「しみ」のリスクはさらに倍増です。
大変な思いをして妊娠・出産を迎えた私になんという仕打ちでしょう。逆に、ぴかぴか肌をご褒美にほしいくらい頑張ったのに。
ショックで退院後も外出する気になりませんでした。
コツコツとしみケアを家で行う日々
私はちょうど冬に出産したので、赤ちゃんを連れてお散歩もできない季節でしたし、実家に里帰り出産していたので、健診以外は引きこもっていました。
母乳をあげていたので、やっぱり薬やサプリメントは飲むことは躊躇。
なので、角質がとれる洗顔ジェルをしてぽろぽろと古い角質がとれたところに、保湿クリームと「しみ」に効くというビタミンC配合クリームを刷り込むということを毎日繰り返しました。
3ヵ月たった自宅へ帰る頃には、ちょうどホルモンバランスも整ってきたのでしょう。
なんとか赤斑点も「しみ」へと変わらず、それ以前にもあった「しみ」も薄くなっていました。
臍下や脇の黒ずみもひいてきているようで、ホッとしました。
妊娠中でも自分自身に気を配ってあげて
はじめての妊娠では、体調の変化や出産の準備、お腹の赤ちゃんに気をとられて、自分のケアを忘れがちです。
でも、できてしまった「しみ」はなかなか消えてくれません。
できてしまう前に、ケアに取り組むことが大切です。
きれいな美肌ママをめざしましょう。
by shibaiku
記事公開日 2017/03/19
最終更新日 2017/03/19